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第8話

《アビリティ【料理 Lv6】が【料理 Lv7】にレベルアップしました》

《アビリティ【料理 Lv7】が【料理 Lv8】にレベルアップしました》



《アビリティ【料理 Lv8】が【料理 Lv9】にレベルアップしました》

《アビリティ【料理 Lv9】が【料理 Lv10】にレベルアップしました》

《アビリティ【召喚魔法 Lv4】が【召喚魔法 Lv5】にレベルアップしました》

《アビリティが特定Lvに達しましたのでアビリティポイントを1ポイント獲得しました》



 只今午前9:00、朝食のあと家事を済ませてIDOにログインしました。

 結局新しい従業員が見つかるまであれから『来々満福亭』で2日間お手伝いと新作料理開発だけを行っていました。レブルアップは嬉しいですがまさか料理が一番高くLv10になるとは思いませんでしたよ。まぁアビリティポイントも追加されたので良いこと尽めなんですけどね。


 さて他のアビリティも上げたいしフルルとトルテのレベルも上げたいという考えから、久しぶり(?)のモンスター退治を行うことにしました。勿論資金稼ぎもしたいので冒険者組合でついでに行える簡単な依頼は受けています。


 やってきた森での狩りは順調です。トルテが加入して戦力が増えたことも1つの理由かもしれませんが、他の理由を考えると1つは私の【料理】アビリティのLvが上がったからでしょうか。どうやら【料理】アビリティは【剣】アビリティと一緒で筋力値に上昇補正があるようなんです。そのおかげでまぁ微々たるものでしょうが私の攻撃力が上がっていました。そして・・・。


「<サモンエンチャント・アタック><サモンエンチャント・スピード>」


 もう1つの理由が今唱えた魔法です。この魔法は【召喚魔法 Lv5】になったことで覚えたもので、『サモンエンチャント・〇〇〇』の効果は召喚中の召喚モンスター全員に一定時間種類毎のステータス強化を付与させるものです。召喚モンスターが増えるほど消費MPは多くなっていくけど、それは微々たるものですから効果を考えたらかなり使える魔法となっています。



《アビリティ【剣 Lv5】が【剣 Lv6】にレベルアップしました》

《召喚モンスター『トルテ』がLv2からLv3にレベルアップしました》



 おっと、そうこうしているうちに戦闘が終わったみたい。もともと星狼は森に生息している狼より強いみたいで、そのうえ強化魔法も使っているのでトルテだけでも十分にやっていけるようです。



トルテ 星狼Lv3(+1) 属性 無

 生命力 12(+1)

 精神力 5

 筋力値 12

 器用値 10

 敏捷値 22(+1)

 魔力値 8


 アビリティ  

 体当たり 夜目



 トルテのステ振りを終えたところで周りの警戒はフルルとトルテに任せて私は薬草採取に取り掛かった。



【野草】 原材料 ランク1 品質C 重量1

 単なる草。



《アビリティ【鑑定 Lv3】が【鑑定 Lv4】にレベルアップしました》



 とはいえ取って取って鑑定していったものは野草野草野草といった感じばかりです、おかげで鑑定がレベルアップしましたよ。1時間程続けましたが取れたのは雑草と数個のキノコ類だけです、薬草はどこですか~!



《アビリティ【魔力の器 Lv4】が【魔力の器 Lv5】にレベルアップしました》

《アビリティ【魔法の才能 Lv4】が【魔法の才能 Lv5】にレベルアップしました》

《召喚モンスター『フルル』がLv5からLv6にレベルアップしました》

《召喚モンスター『トルテ』がLv3からLv4にレベルアップしました》



 疲れて休憩しているうちにレベルアップしました。どうやらフルル達が警戒中に戦闘して勝利したみたいです。



フルル グミスライムLv6(+1) 属性 無

 生命力 7(+1)

 精神力 1

 筋力値 4

 器用値 1

 敏捷値 4(+1)

 魔力値 1


 アビリティ  

 弾力[微] 物理抵抗[微] 自己再生[微]



トルテ 星狼Lv4(+1) 属性 無

 生命力 12

 精神力 5

 筋力値 12

 器用値 11(+1)

 敏捷値 23(+1)

 魔力値 8


 アビリティ  

 体当たり 夜目



「フルル~、トルテ~、戻っておいで~!」


 ステ振りを終えて2匹を呼び戻します。それほど時間を置かず2匹が戻ってきます、フルルがトルテに乗っているのがなんとも微笑ましい光景です。それにしてもトルテは倒した狼のドロップアイテムをちゃんと咥えて持ってきました。なんとも賢い子です偉いです、なのでいっぱい頭を撫でて褒めてあげます。それを見たフルルが自分も頑張ったよとばかりにプルプル震えてアピールするので一緒に撫でてあげました。



【狼の牙】 原材料 ランク1 品質C 重量1

 狼から取れる堅固で鋭く尖った牙。


【狼の皮】 原材料 ランク1 品質C- 重量1

 狼から取れる皮。


【狼の肉】 原材料 ランク1 品質C- 重量2

 狼から取れる肉。



 うん、鑑定したけど星狼から取れるアイテムとほとんど変わりませんね。

 それにしても戻ってきた2匹のHPはほとんど減っていません。フルルは自己再生[微]があるから分からなくもないんですが、トルテが減っていないってことは攻撃を喰らっていないということ。ドロップアイテムの数から相手は1匹ではなかったと考えられるのですがそれでも喰らっていないのです、今の私では数匹同時に相手して無傷はたぶん無理です。トルテの方が私より強いんじゃないかしら、ほんとよく勝てたものです。


 しばしの休憩のあと今後を考えますがこのまま無闇に探し回っても薬草が取れるのか不安です、依頼ランクは1番低いはずなんですが。とりあえず打開策を考えるため採取に関するヘルプを見てみる。そこで採取に有効なアビリティが載っていました、なのでそのアビリティ【発見 Lv1】をすぐに獲得しました。


 さっそくアビリティ【発見】を使用すると周囲の光景にちらほらと淡く光っているのが見られます。とりあえずそれらを数個取って鑑定してみた。



【薬草】 原材料 ランク1 品質C 重量1

 そのまま食べても良いが、すり潰して調合

 すると回復薬にもなる。



 野草も混じっていましたがちゃんと薬草もありました。ですが私が野草を採取したすぐ隣からかなり取れました、むしろよく野草しか取れなかったのが不思議なくらいです。すこしヘコみましたが気を取り直して薬草の採取開始です。



《アビリティ【発見 Lv1】が【発見 Lv2】にレベルアップしました》

《アビリティ【鑑定 Lv4】が【鑑定 Lv5】にレベルアップしました》



 夢中になって採取&鑑定を繰り返しているとレベルアップしました。時間もまもなく12:00になろうとしていますし、十分な薬草も採取できて区切りもいいから街に戻るとしますか。


 街に戻って組合に報告してから昼食を取るため一度ログアウトしました。

 昼食を済ませて一息ついてログインしたところにリオからメッセージがきました。


『ユナ~、午後は時間空いてる?』


『まぁ、特に予定もないから空いてるけど』


『だったら中央広場で待ってるから、すぐ来て』


 なんというか急だなぁと思いつつもリオだからしょうがないかと割り切り、フルル達に食べ物を与えながら広場へと向かう。

 広場に着くとすぐにリオ達を発見できたので近寄っていった。


「お待たせ~」

「やっと来た、遅いよー」

「遅いってまっすぐこっちに向かったのよ」

「「「「「こんにちは(こんちわ)、ユナちゃん(さん)」」」」」

「こんにちわ、あれジークさんは?」

「ジークは用事があるみたいで今日はまだログインしてないの」

「んでパーティーに空きができたからユナを呼んだってわけ」

「なるほどね」

「ねぇねぇ、ユナちゃん。このトルテちゃん触ってもいい?」

「良いよ、大人しい子で噛み付いたりしないから安心して」

「新しい召喚モンスターね、星狼かぁ」

「夜しか出ないから昼間に見るとかなり新鮮だなあ」

「それでパーティー組むのは良いんだけど何するの? 私あんまり上げてないんだけど」


 トルテ達と戯れているキリカを横目に話を進めることにした。


「えっとですね、西でネームドモンスターを見たって情報があったんです」

「ネームドモンスター?」

「名前があるモンスターで、ボスって程じゃないけど普通のモンスターより強いモンスターのことだよ。倒すことができたら大量の経験値やレアアイテムとかが手に入ったりするんだ」

「そんなモンスターだったら既に倒されてるんじゃないの?」

「それがまだ倒されたって話は上がっていなくてね、午前中に見たって人もいたのよ」

「それで私達で倒しにいこうって話になったんだけど」

「ジークさんがいないから数だけでも揃える為に私が呼ばれたってわけね」

「そういうこと~!」

「ごめんね、他のフレンドは皆他のとこに行っててすぐに合流できないようなのよ」

「別に良いけど、ネームドモンスターがいなかったらどうするの?」

「その時は普通にモンスター狩りをしてレベル上げかな」

「それならどうせ暇してたしいっか」


 私にとっても利益になりそうなので、リオ達のパーティーに参加させてもらうことにしました。どうやら初のネームドモンスターとの戦闘になりそうなので少なからず楽しみです。


ここまで読んで下さりありがとうございます。


次回投稿は7月21日(火)の0時を予定しております。

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