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手がかり

白川率いるロストナンバーズは、写真の相浦を目標に捜索を始めた。

「しかし東京中をこの人数でどうやって探せって言うんだよ・・・。」

少ない人員で手当たり次第探しているが、ここ数日影の一つも見当たらなかった。

白川が煙草に火を付けて髪をかきむしっている時に、スマートフォンが鳴った。

それは知らない番号からだった。白川は警戒しつつも電話をとった。

「はい、もしもし」

「おれだ。」

聞き慣れた声に思わず白川の顔が明るくなった。

「ああ、龍か!久しぶりだな!」

龍とは龍造寺風雅というテレパシー能力を持つ男で、白川達と旧知の中だったが、不幸な事故で命を落としたかのように思われた。しかし、本当は龍造寺風雅は母親の陰謀で死んでクローンとしてこの世に蘇った。今は5才児になったばかりだ。

「どうしたんだ、龍、電話なんかかけてきて?」

白川は嬉しさと同時に疑問をもった。

「いや、あきはばらのあたりで、つよい悪意をかんじた。もしかして、あそこになにかいるのか?」

龍造寺風雅の言葉に、最も信頼していた男の話だから間違いないに違いないと白川は思わず犯人の手応えを感じた。

「ありがとう、龍。秋葉原辺りを捜索してみるよ。恩にきる。」

「なに、ともだちだろ?」

龍造寺風雅は拙い言葉遣いで答えた。

その後、電話を切り、白川はある人物に電話をかけた。

「はい、飯塚です。」

電話の主はバリアの使える飯塚だった。

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