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ハジメテノマホウ

やっぱりオリジナルだとPVの伸びがいまいちですねぇ・・・

今までFATEのビックネームに乗っていただけの自分が恥ずかしく思えましたよ(照)



「―――――――ここが、新しいセカイか―――――?」


辺り一面―――と言うより360度全ての視界が木々によって遮られている

その上に空すらも生い茂る木々によって覆われ、光がほとんど差し込んでこない


「―――“森”・・・なんて生易しい物じゃないな、“樹海”の方がしっくり来る」


セカイを移動するって言うレアな体験をした直後にこの状況・・・これじゃあ今後の方針を考える余裕も生まれない・・・


「―――なんて泣き言言ってもしょうがないか・・・とりあえずは、あの神様がくれたサイコロの意味だな・・・・・・」


あの若干狂気染みた神様はこっちに付いたら説明するとか言ってたけど―――――


「あの野郎いないじゃん・・・・・・」


いや、野郎なのか?いまいち性別のハッキリしない格好だったから確信は持てないのだが・・・・・・・・・・・・・今はどうでもいい事だな


『ああそうだな、そもそも我には性別の概念など持っていないからな』


一人で独り言(独り思考?)をしていたら何処からとも無く突込まれた・・・


「えーと・・・俺の頭に直接語りかけてるって認識でいいのかな?」


『うむ、その認識で違いない』


それにしても今更だが平然と心を読むのは止めて欲しい物だ・・・何と言うか心臓に悪い


『仕方あるまい、我の意思とは関係なく読み取れてしまうのだからどうしようも無いだろう』


「まあ、楽だし良いですけど・・・」


ひとまずはこのサイコロの意味を教えて欲しい物だと思い俺は0~5までが描かれたサイコロを見つめた


『ふむ、そうだな・・・・・・簡単に説明してしまえばそのダイズはお前の“力”の源であり、同時に制限でもある―――――と言ったところだな』


「・・・・・・・・・・・・・・・・もうチョイ詳しく」


『なんだ、この程度でも分からんのか?』


分かってたまるか、それじゃあどう使うのか――――まあサイコロだし転がして使うんだろうが―――何の為に使うのかすら分からない


『仕方がないな・・・・・・我はお前に、このセカイの常識では計り知れない程の力―――“超魔法”を授けた』


何だその小中学生が考えたような安直なネーミングは


『イチイチ文句を言うな―――要するに、このセカイには魔法がある・魔物がいる・獣人がいる・エルフがいる・妖精がいる・その他にもお前たちで言う“ファンタジー”な要素がたっぷりとあるセカイだ・・・・・・だがお前はそのファンタジーなセカイでも規格外な魔法使いになったわけだ』


要するに、昔見たことがあるネット小説の最強系主人公の設定みたいな力を貰ったってことか?


「そりゃまたチートな能力だな・・・」


正直そんなに楽しんで読んでいたわけではなく、あくまで暇つぶしにしていただけだったからそんなに感動はない


『―――ただし、それだけじゃあお前にそのダイスを渡した意味がない・・・そもそも我は気紛れだが会って早々の相手にそんな親切な力を与えてやる程ではない・・・・・・・そもそもそれじゃあツマラナイ』


同感だ・・・何の苦労もなく、ただ力を持て余すだけの人生なんて元のセカイよりも退屈に思えてしょうがない・・・・・


『そうだろう?お前もそう思うだろう―――――だから、そのダイズは制限だ』


そう言われ俺は手元のサイコロ―――神様が言うには制限のダイズ―――を見る


『一日の初め、そのダイズを振れ―――その出た目がお前のその日に使える魔法の回数だ、その目の回数分魔法を使えばもうその日にお前は一切の魔法―――魔力を使って動く魔道具すら使用不可能になる』


「――――――それはまた・・・・・良いのか悪いのか良く分からない制限だな・・・」


つまり魔法は日に最大10回 最低では一度も使えない―――日によって魔法が使える回数はバラバラになると言うことだな


『そういう事だな・・・ああ、当然だが出目操作は出来んぞ』


「そりゃそうだろうな・・・・・・でも俺は本当に魔法なんか使えるのか?体に変化は無いみたいだが・・・」


『―――――フム、百聞は一見に如かず、とりあえず今日の分を振ってみろ』


言われるがままにダイズを地面に放り投げてみる・・・・・・・・出た目は3と4だった


『ほう、幸先が良いな初振りで合計7か丁度いいから今日は魔法の実感とやらを体験するといい』


―――この森は“的”も豊富だしな―――――そうアイツが言った時

俺はようやく辺りの木々にナニかが隠れて此方の様子を伺っている事に気が付いた


「なんだ?」


『先ほど言っていた魔物だ―――まあお前は奴らにとっては格好の餌だが我の存在に野生の勘が警戒しているのだろう』


たしかに、姿は見えないがコイツの存在は確かに感じる・・・俺自身は慣れたがやはり何処か異質な感じがする


『さあ、そんなことより記念すべき最初の魔法だ―――我はもうすぐ此処を去るから何を使うか決めて置け、あやつらは我が居なくなれば即座にお前に襲い掛かるだろうからな・・・・・・・ああ、生き物を殺すのに抵抗が有るならそんな道徳心は捨てておけ

―――このセカイ今は比較的平和だが野盗や山賊なども普通に存在するからな、人の形をした物を殺す機会は早ければ明日にでもやって来るぞ、その上今からお前に襲い掛かるであろう魔物は人間なんかよりずっと凶暴で凶悪で強力だからな、このセカイの住民が魔物を見付けたら即抹殺するほどだ心配しなくとも誰もお前を非難することは無い』


『それに、奴等を殺した後に角や皮といった身体の一部を剥ぎ取って街のギルドに渡せば謝礼金も貰えるぞ、

たとえ絶対的な力があろうとも先立つものは必要だろう・・・・・・・我からの忠告はこの位だな、

せいぜい生き足掻けよ真佐人』


そう言ってアイツはあっさりと消えて行った・・・まあ元々姿は見えなかったから消えたって言い方は変かもしれないが――――――


「って、そんなノンビリ考えてる暇は無いか・・・」


アイツが消えたことを感じ取ったのであろう魔物達は一斉に茂みや木々の間から飛び出し

あっという間に俺を囲んでしまった


「――――馬鹿でかい蜂に角の生えた兎に真っ赤な狼か・・・・・・強いのか弱いのかハッキリしない組み合わせだなおい」


軽口を叩く程度の余裕はあるようだ―――どうやら俺は日本人としてはやはり何処か可笑しいのだろう


「―――ま、それはアイツと出会った時点で分かってた事だしな・・・・・・」


そう言いながら俺は初めて使用する魔法とやらを頭の中から引き出した

どうにもダイズを振った瞬間から自然に魔法を使えるようになっているようだ

大量の“魔法”と言う名の設計図が脳にインプットされているイメージだろうか?


「―――んじゃあ・・・・・・哀れな魔物諸君、悪いんだけど俺の人生初めての魔法体験の実験に付き合ってくれよな・・・」


俺はその言い―――痺れを切らして飛び掛かろうとしていた赤い狼の魔物に向かって掌を突き付けた


「―――“ダイアモンドダスト”」


呟く程度の音量で魔法名を唱えた瞬間―――飛び掛って来た狼だけでなく俺の体が向いていた半径180度、目算100M先まで完全に凍りつき、影響範囲にいた魔物は巨大な氷像に閉じ込められ、息絶えていった


「―――――うわぁ・・・・・・やり過ぎだろこれは―――どう考えても・・・・・・」


回数制限なんて関係ない、一発打てば全てが終わってしまう・・・現に運よく生き残っていた魔物は一斉に逃げ出してしまった


「―――まあ威力に関しては後々考えよう・・・・・・えーと、角や皮を剥げば良いんだったよな・・・」


氷を溶かした俺は南無阿弥陀仏などといいながらナイフ(二回目の魔法で作った)を使ってモ○ハンよろしく素材の回収を行うのだった


分かり易く出来ていたでしょうか?

今の所はファンタジー系のテンプレ沿っているような感じになっていますが

今後どうなるか今考えてるより色々変化しそうですね

・・・これが――――オリジナルか・・・・・・・

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