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第5章

「もっとのんびり暮らせると思ったのになぁ、こっちの世界に召喚されてから……」





独り言のように呟くピリーニャにシュハスコが言う。





「きっとそのうちに嫌でものんびり暮らせるからさっ、今はカエラ国王からのミッションをこなすことが先決だろう。」





しかし納得の行かない表情のピリーニャか口先を尖らせるのだった。





「そういえばケニッツェル国王のモモ王女のことだけど、彼女もゾンビの呪いに取り憑かれてしまったって話だったけど、もしかしたら彼女もモンスターになったってことだよねぇ?それってヤバくない?」





「そうだな、ヤバいヤバい…じゃなくて、国王のためにも助け出さなくてはならないな。」





「で、モモ王女は今どこに?」





「ん、知らない。」





「え、お兄ちゃんまさか知らないのに助けるって国王に約束しちゃったの?」





「うん、そう。」





兄のシュハスコの言葉にポカンと口を開けて遠くを見つめているピリーニャ。





「で、これからどうするのさ…」


「右。」


「え、何よ右って…」


「方角。」


「あ、そうか、右に行けばいいんだね!って言うか、どこから見て右なの?」


「ココ。」


「へ?ココって…あぁ、お兄ちゃんから見て右手の方ってこと?」


「Yes!」


「え……何か面倒くさくなってきたぞこの人〜〜〜て言うか、お兄ちゃんって普通に記憶障害?」


「Yes!」


「ほうらぁやっぱりぃ〜!だけどぅ〜っ何で今まで黙っていたんですか?」


「それは、言えない…」


「は?何ゆえに?」


「困るから。」


「誰が?」


「お兄ちゃんが」


「何ゆえに?」


「知らないから」


「何を?」


「モモ王女の居場所を」


「な、なんですとぅ〜!!」





シュハスコはピリーニャの質問に答えず、深刻な表情で目を伏せました。





 彼は黙っている間、考え込むようでしたが、最終的に口を開いて言いました。





「ピリーニャ、モモ王女の居場所を知らないことは本当だ。しかし、私には手がかりがある。

 ケニッツェル国王が最後に彼女に会った場所を知っている。先ず私たちはケニッツェル国王に会いに行く必要がある。」





ピリーニャはしばらく黙って考え、ついに頷きました。





「分かった、お兄ちゃん。国王に会いに行くことから始めよう。そして、モモ王女を助け出す方法を見つけるよ。」





 二人は共に新たな冒険に身を投じる決意を固めました。未知の世界での困難な旅路が彼らを待っていることを知りつつも、兄弟の絆と冒険の精神が彼らを前に進ませるのでした。





すると突如として二人の眼前に、あるミッションが表示されるのだった。





突如としてそのメッセージが現れたのだった……。





「モモ王女の救出ミッションを開始せよ。ケニッツェル国王の秘密の場所を探し、モモ王女の呪いを解く手がかりを見つけよ。」





シュハスコとピリーニャはそのメッセージに驚きましたが、すぐに冷静になりました。これは彼らが探し求めていた情報の手がかりかもしれないと確信しました。





「これは何だろう、お兄ちゃん?これが私たちの次のミッションなの?」





ピリーニャが尋ねました。 シュハスコはメッセージを注意深く読み、頷きました。





「そうだろう。これが私たちの次の目標だ。ケニッツェル国王の居場所を見つけ、モモ王女を助け出す手がかりを得るんだ。」





メッセージは再び光り、指示が示された地図のようなものが現れました。それは彼らを未知の地へ導くものでした。





「さあ、ピリーニャ。新たな冒険が始まるよ。モモ王女を救うため、ケニッツェル国王の秘密を解き明かすため、私たちはこの道を進むんだ。」






兄弟はメッセージに従い、未知の場所へ向かうための準備を整えました。新たな冒険が待っていることに興奮しながら、彼らの旅路は再び始まったのでした。






ゾンビモンスターの呪いにかかり連れ去られたモモ王女の身を案じるがばかりに盲目となっていたケニッツェル国王ではあったが、与えられたVRミッションの司令塔は一体誰なのかが一番の気となっていた。






 そしてその司令塔の言葉の真偽でさえ疑わしかった。もしかしたらモモ王女をさらった張本人の可能性はなかろうか…と。






 ケニッツェル国王は深刻な心配と疑念を抱きながら、シュハスコとピリーニャが次なるミッションに向かうことを祈りました。






 彼の心の中では、モモ王女の安全と、ミッションの司令塔についての不安が絶えず交錯していました。





 一方、シュハスコとピリーニャは新たなミッションの場所へと向かいました。





 途中でさまざまな困難に立ち向かいながら彼らは兄弟の絆を強化し、モモ王女の呪いを解くための情報を探し続けました。






やがて秘密の場所に到着すると、そこで重要な手がかりを見つけました。






 それはなんと、ゾンビモンスターの呪いの起源に関する情報のようでした。






 しかし、その情報を手に入れた瞬間、不気味な声が彼らの耳に届きました。





「よく来たな、シュハスコとピリーニャ。」





ふと振り返ると、そこには謎の人物が立っていました。彼は黒いローブに身を包み、顔を隠すフードをかぶっており、正体が全く分かりませんでした。






「あなたは誰だ?なぜ私たちを呼び寄せた?」






 シュハスコが問いかけました。 その謎の人物はにやりと笑いました。





「私はこのゾンビの呪いの元凶だ。そして、モモ王女は私の手駒だ。」





 シュハスコとピリーニャは謎の人物の言葉に驚きました。





 彼がゾンビの呪いの元凶であり、モモ王女を手駒としていたことは予想外の展開でした。






「なぜモモ王女を手にかけたのか?何のためにゾンビの呪いを広げているのか?」





 シュハスコが問い詰めます。 謎の人物はローブのフードを取り、その正体を明らかにしました。





 それは、かつてケニッツェル国で重要な役割を果たしていた魔法使いでした。





 しかしその魔法使いはやはりゾンビモンスターとなってから恐ろしい野望を抱え始めると、より一層のゾンビ魔法の力を求める呪いを広げ、モモ王女を利用しようとしていたのでした。





「私はゾンビの魔法の力を最大限に昇華し、この世を支配しようとしているのだ。モモ王女はそのための鍵となるのだ。そう、ある意味生け贄としてね!」






 彼は冷酷に笑みを浮かべました。 シュハスコとピリーニャは立ち上がり、このゾンビ魔法使いとの対決を覚悟しました。


 



 彼らはモモ王女を救出し、ゾンビの呪いを止める使命を全うする覚悟でした。





 激しい戦いが始まり、ゾンビ魔法の火花が飛び交いました。




 シュハスコとピリーニャは兄弟の力を合わせ、ゾンビ魔法使いに立ち向かいました。





 果たして勝利することができるのか?そして、モモ王女を呪いから救う手がかりとはーーーー














☆☆☆to be continued!!///











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