おかあさん、おしえてー!
とある親子のおはなし。
「ねえねえ! おかあさん! どうしてお星さまはお昼には見えないの?」
「ええと、それはね、お星さまか恥ずかしがり屋さんだからなの」
「お星さまが、はずかしがり屋さん?」
「ええ、そうよ。とっても明るい太陽さんが出てるお昼だとお星さまのお顔がよく見えちゃうでしょう?」
「うん、見える!」
「だからね、私たちがお布団にくるまってる、くら~い夜にすがたを見せてくれるのよ」
「へぇ、そうなんだぁ! じぁさじぁさ、どうしてよるにお星さまはキラキラ光ってるの? お星さまは、はずかしがり屋さんなんでしょ?」
「お星さまが目立ちたがり屋さんだからよ」
「目立ちたがり屋さん? お星さまは、はずかしがり屋さんじゃないの?」
「ふふふ。お星さまはね? 恥ずかしがり屋さんだけど、目立ちたがり屋さんでもあるの」
「どうして?」
「え、ええと……それはお母さんにも分からないわ」
「え~! どうして分からないのに目立ちたがり屋さんっていうことはわかるの? ねー! おしえてー! おかあさん!」
「う、ううん……あっ! お空を見て、ゆりちゃん! お星さまがお空を走ってるよ!」
「えっ!? あっ、ほんとだ! たくさん走ってる! わたしもお空、走りたいなー!」
「ゆりちゃん、あれは流れ星って言うのよ?」
「ながれぼしって言うんだぁ……おかあさん! ながれぼしのこともっとおしえてー!」
「ええ、流れ星っていうのはね――」
おしまい。
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