表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/66

登場人物紹介&用語解説

登場人物紹介


*ディアナ*

17歳→18歳。栗色の髪に紫水晶の瞳を持つ可憐な少女。月の女神の末裔。戦いの女神に例えられるほど強い剣士で、以前はアディリス王国セレーネの森で魔物退治をしていた。両親を戦争でドフェーロ皇国に殺されて失い、兄も生き別れたのちに死亡。叔父に引き取られ養女となった。セイと出逢い口説き落とされ、現在はセインティア王国の伯爵令嬢であり彼の婚約者。その美しさと不思議な月の力に惹かれ彼女を手に入れようとする者に狙われる。



*セイ(ラセイン・フォル・ディアス・セインティア)*

20歳。金髪にアクアマリンの瞳。『聖国の太陽』と称される美貌のセインティア王国世継ぎの王子。退魔の剣フォルレインの主で王国一の剣の達人。外交にも長けている。セインティア王の体質である運命の相手への一目惚れでディアナを見初め、極甘な口説き文句で彼女を落とした。



*イール*

ディアナの相棒。人間の言葉を喋る白い鳥。彼女の兄クレスが魔力で作り出した精霊で、彼の意志と記憶を受け継いでいる。ツッコミ属性でセイを『キラキラ』と呼び、たびたび彼の糖分過多な口説き文句を阻止しようとするが、たまにセイを信頼している様子も。



*アラン・フォルニール*

24歳。濃い栗色の髪に緑の瞳。魔法感知能力を持ち、ラセイン王子の近衛騎士で最年少騎士団分隊長を務めるエリートだが、明るく少々軽い言動で『皆のお兄さん』を自称している。王女セアライリアの婚約者で、若き侯爵でもある。王女王子とは幼馴染であり、セイへの忠誠心は確固たるもの。シーファとは仲が悪いと公言しているが、結局は放っておけない。



*セアラ(セアライリア・フォル・ディアス・セインティア)*

22歳。金の髪にアクアマリンの瞳。セイの姉であり、『聖国の金の薔薇』と称される絶世の美女。セインティア王国第一級魔導師で、治癒魔法と魔法の発明に秀でている。アランと婚約中。その美貌とは裏腹に思い切り良い性格で、アランには『ぶっ飛んだ王女』と称されることも。彼女には誰も頭が上がらない。可愛いものマニアで、女性を着せ替えするのが趣味。



*シーファ*

22歳。銀の髪に青い瞳。鋭い美貌の魔法使い。『銀の魔導士』『破壊神』『大魔導士』の通り名で呼ばれる、強大な魔力と尊大な態度の持ち主。セイ、セアラ、アランとは幼い頃からの友人。子供の頃にリティアの『アルティスの秘石』の暴走事故で魔導士になったが、出世欲は無い。リティアとは恋人同士。魔法の発動呪文は「お仕置きタイムだ、馬鹿者め」



*リティア*

17歳。ストロベリーブラウンの髪と瞳を持つシーファの弟子。絶大な魔力『アルティスの秘石』をその身に宿している。秘石はシーファによって封印されていたが、彼への恋情で封印を解き、現在はその魔力を使いこなしつつある。魔物を浄化して秘石に取り込む能力を持っている。実は砂漠の国フレイム・フレイアの王妹だが、王女としての地位よりもシーファの弟子で居ることを選んだ。



*ディオリオ*

ディアナの叔父であり義父。元セインティア王国の貴族で常勝将軍。魔族に利用されて一度は王に逆らい、爵位を剥奪され国を出たが、現在は伯爵位を授かりセインティア王国へ戻ってディアナと暮らしている。娘を溺愛している親馬鹿。



*アレイル*

エルフとダークエルフのハーフ。ドフェーロ皇帝の命でディアナに近づくが、彼女に恋心を抱き皇帝に打ち捨てられた。セインティア王国にてディアナの護衛魔導士となる。兄リエイルを残してきたことを気にしている。



**

用語解説


<セインティア王の体質と魔法>

魔法大国セインティアの王は、代々伴侶を本能で選び出す『一目惚れ体質』であり、生涯その相手を愛する。

その血脈に掛けられた魔法により、「一目惚れした相手と結ばれないと魔導の命を失う」と言われており、その伴侶を得られないと魔力を失う。



<アルティスの秘石>

大魔導士アルティスがその力を全て閉じ込めたという魔力の結晶。歴史にしばしば登場し、いつの世でも魔物や魔導士の羨望と欲望の的であり、それの所有を巡って戦争になることもあった。今代はシーファによってリティアの身体に封印されていたが、「愛し愛された者とのキス」によって封印が解けてしまう。そのためリティアはシーファとキスをすると秘石が飛び出すという状態になっていたが、現在はそれも制御しつつある。



<セインティアにおける魔法使い>

世界一の魔法大国セインティアは、他国よりも魔法使いの地位は高く評価されており、魔導士協会という教育機関と職業斡旋所を兼ねた組織がある。

一般の魔法使いは“魔導士”と呼ばれるが、魔導士協会での難解な試験を突破すると“魔導師”と認められ、王国に登録された魔導師は王家お墨付きの魔法のスペシャリストとして、高い地位を確立できる。魔導師は弟子を育て、国の重要な役職につくことができ、補助金も出る。その管理制度は徹底していて、他国に行っても“青の聖国の魔導師”はそのまま魔法使いとしての確かな身分証明になるため、だいたいの魔法使いはそれを目指してセインティアで修行するのが一般的でありステータスでもある。

格付けとしては魔力の強い者から第一級魔導師、第二級魔導師、准魔導師、魔導士。



<各国と大陸>

知られている範囲としては二つの大陸と、三つの島で成り立っている。


北の大陸、神竜の守護する世界最大の国家、アディリス王国。

アディリスの隣国にして、武力と知略で脅威とされる、軍事大国ドフェーロ皇国。

南の大陸、砂漠に囲まれた他民族の集まる商売の中心地、フレイム・フレイア王国。

東の島国、列島に連なる小さな連合国から成る、キャロッド大公国。

中心の島、精霊と魔法のみが息づく人無き楽園、リスタリティカ。

西の島国。月の女神に愛されし守護騎士が興した魔法国家、セインティア。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ