表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/6

第4話 他国へ行こう

お待たせしました。


戦闘シーンがないですがご了承下さい

ーノブナガー

俺が魔王になり8年の時が流れて少し日常が変わりながらも俺は日々世界の平和の為に自分の国の人々とわかり合うために戦って来た。

そんな俺は1人の少女と出会った。

その少女は弱く儚い存在だが誰にも負けない勇気を持っていた。

「我が王、どうやら何か異変が起きているようだ」

家臣のジョーカーは片手に本を持ちながら俺に言った

「どの辺りに異変が起きているんだ?」

俺はジョーカーにそう聞いた。

「うむ、どうやらケルムスと呼ばれる王国に起きたみたいだ」

ジョーカーはそう言って片手の本を閉じた。

「そうか、なら見に行くか」

俺は片手に魔王剣を持ち服を黒い着物に変えて城から出ることにした。

「あの、ノブナガさま」

後ろを振り向くといろはが立っていた。

「どうした?」

俺はいろはを見て聞いた。

「あの、どこかに行くんですか?」

いろははそう俺に聞いた。

「ああ、ケルムスという王国に向かうんだ」

俺はそういろはに言った。

「私も行っていいですか?」

いろははそう俺に聞いた。

「好きにしろ」

俺はそう言って片手に魔王剣を持ち外に出た。



ーーー森林ーーー



本来ならケルムス王国は俺の居る国から600㎞離れた場所にあるため空を飛んで行きたいが魔王の存在を知られては多くの人々に怖がられるためユニコーンを馬車にしてケルムス王国に向かって走り出した。

「やれやれ、意外と掛かるな」

俺はそう言って片手にりんごを食べながら言った。

「我が王よ、この調子だとあと二時間は掛かります」

ジョーカーはそう言って手綱を持ちながら俺に言った。

「いろは大丈夫か?」

俺はそういろはに聞いた。

「はい、少し眠くて」

いろはは少し眠そうな顔をしていた。

「なら俺の膝で寝てろ」

俺はそういろはに膝枕をしてやろうと言った。

「いえ、ノブナガさまにそんな事をしてもらうわけには!」

いろははそう手を左右に振って言った。

「気にするな、ほらっ」

俺はそういろはに膝をポンポンと叩いた。

「あっ、はい////」

いろははゆっくりと頭を膝に乗せて眠りに入った。

俺は片手にりんごを持ちながらいろはを見た。

「我が王よ。貴方は変わってしまったな」

ジョーカーはそう俺に言った。

「変わらないで居られないからな俺達は」

そう言って俺はケルムス王国の到着を待っていた。



ーーーケルムス王国ーーー



俺達はようやくケルムス王国に着て辺りを見ていた。

「ひどいな」

俺はそう言って辺りの貧しさを見て言った。

町は辺りが壊れた場所が主で日本の治安がまともに見えてしまった。

「我が王、この辺りの人々は絶望の怨念が多く出ている」

ジョーカーはそう俺に言った。

「だからか」

俺はそう辺りを魔王瞳で黒いエネルギーを見ながら言った。

「あの、ノブナガさま」

いろはは俺の服の裾を掴み奮えていた。

「どうした?」

俺はそういろはに聞いた。

「あれ!」

いろはは指を指した場所には倒れた女性がいた。

「おい!大丈夫か?」

俺はそう女性に聞いた。

「は、はい・・・・お腹が空いているだけなんです」

そう女性は腹を押さえて言った。

「なら、貴様の家に行くとしよう」

俺はそう言って女性を背負った。



ーーーとある施設ーーー



俺達は施設に着いて辺りを見ると奮えている子供達がちらほら居た。

「姉ちゃん!」

小さな男の子が女性に抱きついた。

「アグル」

女性はアグルと呼ばれる少年の頭を撫でながら辺りに居る子供達を呼んだ。

「クロミ姉ちゃん!ブライ兄ちゃんが」

男の子は女性の名前を言って奥の部屋から出てきた。

「ブライさんがどうかしたの?」

クロミはそう少年に聞いた。



ーーー医務室ーーー



傷だらけの青年がそこで寝転がっていた。

「彼は?」

ジョーカーはそう女性に聞いた。

「彼はブライ。この国をふらりとやって来た風来坊さんです」

クロミはそうジョーカーに話た。

「傷がひどいな」

俺は傷を見る限り切り傷がほとんどであった。

「ほとんどはこの国の兵隊が民間人に無理やり税金や食料を奪ってそれを助けるためにブライさんが盾になって戦ったのがほとんどなんです」

クロミはそう俺に話した。

「そうか」

俺は片手を前に出してブライの体の傷を癒し始めた。

「すごい、今のって治癒魔法ですよね?」

クロミはそう俺に聞いてきた。

「ああ、俺が改良して作り出した月の光だ」

俺はそう言ってブライを見た。

ぐー。

1人の子供から腹の音が聞こえた俺はジョーカーを見た。

「何かな?我が王」

ジョーカーはそう俺に聞いてきた。

「すまないが、森から何か食材を取ってきてくれ」

俺はそうジョーカーに頼んだ。

「わかったよ、我が王」

そうジョーカーは姿を消した。



ーーー2分後ーーー



外から少し音が聞こえた俺は外に出ると5m越えの熊と3mの鳥を捕まえて帰って来たジョーカーがいた。

「すまないな」

俺はそう言って片手にコルドムが造った包丁を持ちながら熊のシザースベアーの体を捌き始めた。

「中々上物の肉だな」

俺はそう言ってシザースベアーの肉を剥ぎ取り巨大な鍋を魔法で造り出しレッドターキーと呼ばれる鶏肉を捌き団子を作りそれを鍋に入れた。

「何を作ってるんですか?」

子供達はそう俺に聞いてきた。

「なぁに、ただのちゃんこ鍋だ」

俺はそう言って完成するまで待ち始めた。



ーーー5分後ーーー



煮えた野菜や貝類や肉などを味噌で味付けしたスープに浸けてそれを煮込み子供達に振る舞った。

「食べていいの?」

子供の1人がそう俺に聞いた。

「ああ、食べてみな」

俺はそう子供に言った。

「いただきます!」

子供の1人がガツガツと食べ始めた。

「美味しい!」

子供達はおかわりをしながら嬉しそうな顔をしていた。




ーーー城の中ーーー



ケルムスの国王レンヘルト・バッズルは紫色に光輝く鎧の前に立ち不気味な笑みを浮かべていた。

「この力があれば魔王を倒すことなど容易い」

その鎧は紫色に染まり太古の昔に海を制圧していたクジラの先祖のモササウルスと鮫の先祖メガロドンを合わせた様なモチーフの鎧だった。

「王よ!」

1人の兵隊が走って王に近づいた。

「どうした?」

レンヘルトは兵隊を見た。

「報告します!先ほど森で狂暴なシザースベアーとレッドターキーを捕獲した男が修道院で料理を振る舞っておりその男は魔王の側近のジョーカーと呼ばれる者でした!」

そう兵隊はレンヘルトに言った。

「なに!魔王の側近だと!?」

そうレンヘルトは目を尖らせて外を見た。


この時ケルムス王国のヤバい状況に魔王ノブナガとその部下のジョーカーといろははまずいことが起きるとは考えていなかった。



続く

次回は魔王とあの人が共に戦います!


ポイントとコメントとストーリー評価と文章評価お願いいたします!

ではまた!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ