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第1話 魔王は紳士?

魔王の主人公系が増えてきて自分も書いてみました。


魔王城に住む1人の男性が居た。

「魔王さま!何をしてるんですか?」

1人の老人の様な魔族が男性に聞いた。

「ああっ?いや暇だから散歩してただけだ」

そう言って魔王は歩き始めた。



ーーー王室ーーー



魔王は片手に魔王剣を持ち服を着替えて外に出ようとした。

「あっ!魔王さま!何してるの?」

後ろから緑色の少女が魔王に聞いてきた。

「ああっ!?暇だから散歩だ」

そう言って魔王は背中に龍が描かれた革ジャケットにジーンズを履いて作業靴を履き城下に向かった。



ーーー城下街ーーー



片手に魔王城の財宝の金貨を10枚持ち歩き始めた。

「んっ?」

魔王は街中で何か集団が囲っているのを見て目を閉じて様子を見た。


『なぁ、ヤバくないか。いくらガキだからってやりすぎだよな!』

『いや、あの店主金を払わないで逃げようとしたから腹が立ったんだろう』

それを聞いて魔王は片手に金貨を持ち店主に向かった。

「おい!」

魔王はそう店主の肩を掴んだ。

「何だてめえは!」

店主はそう魔王に聞いた。

「俺か?俺はノブナガ。そいつが何をしたか知らないが許してやれ」

ノブナガはそう言って店主に睨んだ。

「黙れ!こいつは店のパンを3つ食べて逃げようとしたんだ!金額は銀貨二枚だ!許される訳ないだろ!」

店主はそうノブナガは言った。

「ほらよ!」

ノブナガは店主の左手に金貨4枚を渡した。

「えっ?えっ?」

店主はノブナガを見た。

「これで文句ないよな?」

そうノブナガは店主を睨んだ。

「あっ!はい!毎度あり」

店主はそう言って逃げ出した。

ノブナガはゆっくりと歩き子供に近づいた。

子供はボロボロの服に伸びきった髪を見てノブナガはそれを見て子供を抱き抱えて魔王城に向かった。



ーーー魔王城ーーー



「あれ?魔王さま!どうしたの?」

ゾンビ少女のカルシはノブナガに聞いた。

「何でもない」

そう言ってノブナガは少女を抱き抱えて魔王城の中を歩いた。

「魔王さま!どうしたのですか?その人間の子供は?」

ワーウルフ属のケルディはノブナガに聞いてきた。

「すまないがこのガキの髪を切る魔族と服とコーディネートする魔族を用意してくれ。あと飯は俺が作るから材料を用意してくれ」

ノブナガはそう言って片手に黒い炎を放ちながらエプロンと三角巾を作り出しそれを着てキッチンに向かった。



ーーー会議室ーーー



ノブナガは玉座に座りびくびくしている少女を見た。

「とりあえず、貴様」

ノブナガは少女を睨んで呼んだ。

「は、はい!」

少女は奮えながら魔王を見ようとするが怖くてできないでいた。

「俺が怖いか?」

ノブナガはそう少女に聞いた。

「あっ、えっと」

少女は下を見て何を言えばいいか解らないでいた。

「それより、ミレーニアそのガキの服は何だ?」

ノブナガは少女の服を選んだエルフ属のミレーニアに聞いた。

「えっ?人間の子供はエロい格好が基本だと聞きましたが」

ミレーニアの選んだ服は黒い面積の少ない際どいメイド服だった。

「俺が選んでくる」

そうノブナガは片手に何かを作り始めた。

「これに着替えなさい!」

そうノブナガは少女に学校のセーラー服を渡した。



ーーー2分後ーーー



少女はそれを着て少しもじもじしながらノブナガを見た。

「貴様はこれからどうする」

ノブナガは少女を見た。

「わたしは・・・・」

少女は下を見てどうするか考えていた。

「おい!ダルケ!」

ノブナガはシルキー属のダルケに話し掛けた。

「何でしょうか?魔王さま」

ダルケはノブナガに近づいた。

「このガキに金貨100枚を渡してくれ」

ノブナガはそうダルケに言った。

「えっ?」

ダルケはノブナガを見た。

「この娘は選ぶべきだ。自分の運命を」

そう言ってノブナガは玉座に座り少女の目を見た。

少女の瞳は淡い水色の瞳に白い髪をしていた。

ノブナガはその子の未来を信じ大金を渡した。

「ほら、早く食べろ」

そう言ってノブナガは料理を食べ始めた。

「は、はい!」

少女はそう言って食べ始めた。

ノブナガは笑顔で少し外を見ていた。

今の自分が魔王になり巨大な力で何をすべきか。



ーーー夜ーーー



少女はノブナガから貰った金貨の入った袋を持ち帰っていた。

「よう、お嬢ちゃん。その袋何が入ってるの?」

そう柄の悪い男四人が少女に聞いてきた。

「えっ?」

少女は怖がりながら逃げようとした。

「逃げちゃダメだよ!」

男はそう言って片手を前に出した。

その瞬間地面から鎖が少女の体に巻き付いた。

「おい見ろよ!金貨が入ってるぜ」

そう男の1人がそう言った。

「かなりの額だな」

頭のハゲた男はそう言った。

「返してください!それはあの人から貰った・・・・」

少女は返してもらおうとした。

「悪いな、おじちゃん達ガキは嫌いなんだ!」

そう言って男は剣を鞘から抜き切り捨てた。



ーーー魔王城ーーー



ノブナガは片手にワインを飲みながら外を見ていた。

「魔王さまよろしかったのですか?」

デーモン属のクロエはそうノブナガに聞いた。

「ああ、たぶんな」

そう言ってノブナガは片手に酒のつまみに西の都のチーズを食べながら水晶を見た。

そこには男に斬られた少女の姿があった。

「どうなされました?」

ケルディはノブナガを見た。

「悪い、少し出かける」

そう言ってノブナガは空間に割れ目を作りそこに入った。



ーーー城下町ーーー



ノブナガは少女が倒れている場所に到着して辺りを見た。

するとそこには四人の男が剣を持ち少女を殺して笑っていた。

「ガッハハハハ、弱いのに返してくれとか笑えるよな」

そうリーダーらしき男性は金貨の入った袋を持ちながら少女の亡骸を蹴っていた。

「おい、貴様何をしている」

ノブナガはそう魔王剣(ドラゴニック)を持ちながら聞いた。

「ああっ?何だてめえ?」

男の1人がそうノブナガを見た。

「その娘に何をした?」

ノブナガの怒りはまさしく全てを破壊する覚悟がある目をしていた。

「なに、ムカついたから殺しただけだよ」

そう言って男は笑っていた。

「そうか、なら」

ノブナガは片手に黒い風を巻き起こした。

「お前等はここで死ぬ!」

風の力はノブナガの左腕に宿り地面に向けて殴った。

その瞬間3つの竜巻は男の体を貫抜いた。

「なっ!てめえ!よくも俺の仲間を!!!!」

リーダー格の男はそうノブナガに言った。

「今度は貴様だ!」

ノブナガは両手に黒く光を集めた。

「さぁ、闇の中に眠る魔剣よ幾つもの刃は1人の人間を切り裂く牙となれ!絶滅・悪即剣!」

ノブナガは両手を前に出した瞬間千近くの剣が男の周りに出現した。

剣は地面から浮遊して一斉に剣は男の体に突き刺さった。

「がはっ!貴様何者だ?」

男は血を吐きながらノブナガに聞いた。

「俺か?俺は魔王だ!極炎魔王ノブナガだ!」

そう言って片手に持った魔王剣(ドラゴニック)を振り下ろして男の首を切り下ろした。

ノブナガはゆっくりと歩き出して少女の亡骸に近づきそれを抱き抱えて魔王城に向かった。



ーーー魔王城ーーー



ノブナガは片手に魔術を発動した。

「魔王さま!その力は危険ですぞ!」

そうドワーフのコルドムはノブナガに言った。

「1人の人間を救うならこれぐらいは平気だ」

その魔術は蘇生魔術の時蘇生と呼ばれるものだった。

「成功しましたが、彼女の記憶には魔王さまの事やこの時代の事は忘れてしまったと思いますぞ」

コルドムはそうノブナガに言った。

「ああ、構わん」

ノブナガはそう言って魔王のローブを少女に被せ目が覚めるまで眠りに入った。



ーーー次の日ーーー



少女は目を覚まして辺りを見た。

「目が覚めたか?」

ノブナガはそう少女に聞いた。

「あっ、えっと貴方は?」

少女はノブナガを見て聞いた。

「俺はノブナガ・ナツゾラ。この城の魔王だ」

ノブナガはそう言って少女の頭を撫でた。

「お前の名前は?」

ノブナガは少女の名前を聞いた。

「私の名前?」

少女は名前を思い出そうとしたが思い出せなかった。

「名前が無いと面倒だなお前の名前は・・・・いろは。いろはだ!」

ノブナガはそう少女の名前を決めた。

「いろは?」

いろはは自分の名前を言って少し微笑みながら涙を流した。

「お前は俺の(しもべ)としてこの魔王城での生活を許そう」

ノブナガはそう言ってローブを片手に持ち歩き始めた。



ーーー西の森ーーー



死んだ男達の体は転移されて1つの怪物に食われていた。

バキバキッ。

生々しい音がしてその怪物は人の形になり片手には骨でできた鎌を持っていた。

「さぁ、喰らい尽くすぜ!」

怪物はそう言って封印を破り体をバキバキ鳴らしながらゆっくりと歩き始めた。

「俺は・・・・」



続く

次回は魔王のどたばた生活に変化が?


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