プロローグ
1人の男性が片手に書類を持ちバイクに乗せて走っていた。
「やれやれ、まさか取引先の社長が特撮好きとはな」
そう言ってアクセルを回して走り出した。
だが。
男性は何故か地面に倒れていた。
『あれ?何で俺倒れてんだ?』
そう考えながら男性は片手に何かを掴んだ。
それは何かわからないものだった。
ーーー?ーーー
目を覚ました男性は辺りを見た。
「あれ?どこだここ?」
男性はそう言って下を見た。
そこには1人の赤い髪の少女がいた。
「きみ、ここはどこかわかるかな?」
そう男性は少女に聞いた。
「ここは貴方の世界とは別の世界の空間の狭間です」
少女はそう言って涙を流しながら言った。
「別の世界?」
男性は片手に何かを持っていた。
それは黒い大剣だった。
「何だこれ?」
男性はそう言って大剣を持ち違和感を感じながらそれを鞘から抜いた。
そこから禍々しい力を出しながらそれを見た。
「それは貴方の力になる魔王剣貴方の命と運命で創られた剣です」
少女はそう言って男性に話した。
『貴方は次の世界では魔王になります。その世界で何をするかはあなたが決めて下さい』
そう言って少女は姿を消した。
彼はその日から最強の魔王になった。