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2.れっつぷろっと!


 今回は前回作っていただいた中で、最大のツールである『プロット』についてお話しします!

 実際に書き始める『執筆』の段階でこそ『小説』の形になっていくわけですが、あなたの小説自体はこの『プロット』の作成によって八割がたの完成となります。


 プロットとは物語の筋のことで、まさに小説の全体像を示すようなものですが、実はどういったものを『プロット』というかは書き手によって全く違います。そして、その使い方、作り方、中に押し込む構成の範囲も人によって全く違います。(前回作ったツールを全て含めてプロット、そう呼ぶことも可能です)


 ですのでここで伝えられるのは、あくまで“千場(センジョウ)のプロット形式”であり、それ以上でもそれ以下でもありません。大事なことはこれがなんであれ、“初心者の私にも実際に機能し、小説を生み出してきた”という事実です。(その出来がどうであれ)


 さぁ、ご一緒に、『プロット』を組み上げて参りましょう!




 ※余談


 「小説にプロットはいるのか?」


 それは古くから現代まで続き、おそらく未来永劫に続いていく論争です。


 「いらん!」という人がいて、その人が書いた名作があります。

 「絶対にいる!」という人がいて、その人が書いた名作があります。


 そして実際に―― なくても書けちゃう場合と、あっても書けちゃう場合があります。

 その理由はきっと「頭の中でのお話のカタマリ具合」なのではないかと思いますが、正確なところはわかりません。


 ただ、ここで紹介するのは「やっぱり無いと面倒くさいな」と思うからです。(あと、知りたいと思う方も多そうという理由もあります)


 「わざわざ作る方が面倒くさくない?」と思われるかもしれませんが、実際にプロットなしで書いてみるとわかります。

 小説全体の展開の把握や、物語の組み替えをやりたくなった時が面倒くさいのです。


 それにやっぱり展開がグダったり、長期間執筆に間が空いてお話の先を忘れてしまったりとか、そういったエタる(放置、投げ出し、打ち切り)理由になりかねない事態を防ぐには、あった方がいいなと思います。

 実際の小説の執筆には途方も無い時間がかかりますので、先んじての「GOすべきかどうか」という自己判断にも使えます。


 なにより、いいプロットが手元にあると「形にしたい!」という強い気持ちが生まれますしね。


 これを読まれている既に小説を何作か書かれている方で、まだプロットは試したことがないという方がいらっしゃいましたら、これを機会に一緒に遊んでくださると幸いです。


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