表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カードゲームで世界を救う!?  作者: ライプにっつ2
ゲームの世界と現実世界
96/108

第九十六話「勇者」


 カーラ遺跡へと辿り着いた。

 

 結界が張られている。

 クレスが言うには、ヘルフェスがとあるキーカードを落とすというアナウンスが流れたらしく。

 そのキーカードはこの結界を解くのに必要らしい。


 クレスは結界の前にそのキーカードを振りかざした。

 すると結界がだんだん消え去っていった。


 俺たちはそのままカーラ遺跡の中へと入る。


 あの石版の内容によると、この遺跡の十字架に勇者を磔にし、

 この世界に一番初めに来た人物が、その勇者の胸に剣を突き刺す儀式をすれば、

 この世界に巻き込まれる人も出なくなり、皆が元の世界に帰れるという。


 この世界に一番初めに来たのはクレス。

 勇者は俺。

 条件は揃っている。


 俺たちは数時間の間カーラ遺跡の奥へと進んでいった。

 だんだん終わりが近づいてくる。

 それと同時にだんだん緊張してくる。


 遺跡の奥へと辿り着いた。

 目の前には十字架がある。


「これが例の儀式に必要なやつか」

「!!」


 クレスがその言葉を発した瞬間、突然空間から物凄く強そうな魔物が出てきた。

 魔物というより魔王じゃないか? あれ。


「想定内だ。皆、俺の指示通りに動いてくれ」


 皆、それぞれがモンスターを呼び出した。

 しかし、クレスのルシファー以外のモンスターたちはあっと言う間に全滅してしまった。

 残りはクレスのルシファーのみとなる。


 こいつ、ヘルフェスとは比べ物にならないほど強い。

 ルシファーの体力が一気に一割まで減る。

 しかし、皆がルシファーにヒーリングをしてるおかげか、何度も体制を立て直すことが出来た。


「クレスさん。ダメです! もうヒーリングが出来ません!!」

「こっちも同じです」


 俺の精神力ももう限界だ。

 このままではルシファーまでもがやられてしまう。

 そう思った矢先。


 魔王が消えた。

 

「どういうことだ?」


 クレスがそう発言した。

 俺にも正直分からない。

 あの魔王は体力を残り半分まで残していた。


 それとも、あの魔王の体力を半分まで減らせばそれで良かったのか?

 まあいい。

 終わったんだ。

 俺はラスボスを倒したかのような気分に浸っていた。


 俺たちはそのまま十字架へと向かう。


「アダム。本当にいいんだね?」


 クレスが俺に確認をする。

 もちろん、俺はそれを承諾した。


 俺は十字架に磔にされた。

 クレスが右手に剣を出現させる。


 本当に……これで……終わりなんだな……。


「アダム。君は立派な勇者だったよ」


 クレスはその言葉と同時に俺の胸に剣を突き刺した。

 不思議と痛みは感じなかった。






 俺はそのまま意識を失った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ