表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カードゲームで世界を救う!?  作者: ライプにっつ2
ゲームの世界と現実世界
82/108

第八十二話「死」


「話はミハエルから大体聞かせてもらったよ」

「……」

「何か言いたいことはあるかい?」

「すいません、俺が悪かったです」

「君、内心では自分は悪くないと思っているでしょ」

「!!」


 さすがクレスといったところか。

 そう、俺は内心悪いとは思っていない。

 大体グレの方から俺に文句を言ってきたんだ。

 モンスターを召喚したのもグレが先だし。


「君にグレの過去を話そうか」


 グレの過去。

 一体何だろうか?

 クレスは語りだした。


 グレは幼い頃、両親に見捨てられ、孤児院で育ってきたらしい。

 だが、その孤児院は表立っては子供に優しいように見せてるが、

 裏では子供の虐待が耐えなかったらしい。

 グレもその被害者の一人で、ずっとそれで苦しんできたそうだ。


 やっと大人になって独り立ちしてもまともな職に着けず、

 ネカフェに泊まっては日雇いで頑張っていたらしい。


 そんな彼の唯一の救いがカードバトルオンラインというゲームだった。

 彼はこのゲームがあったおかげで、今の自分があるとよくクレスに言ってたそうだ。


 ……俺はグレを誤解していた。

 俺は彼を現実逃避して、ゲームばかりしていたニートだと思っていたのだ。


 でも実際は違った。

 彼は俺よりも苦しい人生を耐えながら頑張ってきたんだ。

 俺よりも何倍、いや、何百倍も。


 どうしよう。

 今グレに謝りたい気持ちでいっぱいだ。


「グレの気持ち……少しでも理解してくれたかな?」


 ああ、理解した。

 充分すぎるほど理解した。


「クレスさん、俺、グレに謝ってきます」

「そうだね。グレと仲直りしておいで」


 そうと決まれば……!

 俺はSSS本部に入った。


 謝ろう。

 グレに謝ろう。

 俺が間違っていた。

 絶対に謝ろう。


「グレ!!」


 あれ……?

 俺は目の前の光景が理解出来なかった。






 グレが倒れていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ