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第八話「初めてのパーティー」


 俺たちは様々な依頼を受けそれをこなして来た


 現在の俺たちのステータスを確認しよう


 俺

 体力11

 素早さ15

 攻撃力11

 精神力8


 人体コスト40/100


 モンスター

 レア度1コスト2 スライムレベル30

 レア度2コスト6 ジャーガリアンナイトレベル20


 モンスターコスト8/100


 ブラ


 体力9

 素早さ14

 攻撃力8

 精神力5


 人体コスト37/100


 レア度3コスト8マジックナイトリーダーレベル15

 レア度2コスト7ミミックレベル12


 モンスターコスト15/100


 ざっと見たところこんな感じだ

 さて、ここで手に入れた珍しいカードを二つ紹介しよう


 ”シールド”

 俺が手に入れたカードだ

 レア度1コスト4

 体力を2上げる

 恐らくモンスターの攻撃を防御するのに使えるだろう


 ”刀”

 レア度1コスト5

 攻撃力を4上げる

 ブラが出したカードだ

 レア度は変わらないが俺が出した木刀の上位互換だと言える


 さて、ここまで言っといて何だが俺たちは今モンスターと戦うことは無いと言える

 というのも敵モンスター達は俺たちのモンスターを標的とするため

 俺たちが狙われることは無い

 ただ位置関係もありえるかもしれないので油断は禁物だ


 さて、素早さが15になったところで俺は走ることが出来た

 まあジョギング程度だが


「おい、待てよアダム」


 ブラが声を上げる

 素早さが1違うだけで結構距離が離れる


「ごめんね、速くてさ!」

「嫌味なやつだなあ」


 僕たちはギルドのサービスの車に乗りシャイリアに戻った

 そして、依頼達成を伝えにギルドに向かう


「発信機を確認しました、おめでとうございます」


 そう言って受付嬢が500Gを俺たちに渡してくれた

 それを俺とブラで山分けする


 さて、次の依頼をどうしようか考えていると


「なあ、君たち」


 と屈強そうな男が話しかけてきた


「何でしょうか?」

「良かったら俺たちのパーティに来ないか」


 唐突な誘いだ


「どうするブラ」

「却下だ」

「だけど人数が多い方が依頼も達成しやすいだろう」

「だが俺たちは二人でやってきた、仲間などいらん」


 まあ確かにそうだ


「すいませんがお断りさせて頂きます」

「そんな、私からもお願いします!」


 男の後ろから女性が現れた

 結構な美人だ


「だからさっきも言った通り」

「いいよ! 全然」

「はあ!?」


 ブラが突然返事を出した

 さすが切り替え選手権トップ候補なだけある

 ってそう言ってる場合じゃない!


「何言ってんだよ! ブラ」

「か弱い乙女の誘いを断るなんて、お前男か?」

「断ると言ったのはお前だろう」

「まあまあいいじゃないの細かいことは」


 全く困ったやつだ

 鼻の下が伸びてるぞ


「まあそういうことなのでよろしくお願いします」

「ああ、誘いに乗ってくれて感謝するよ」


 男はそう言うと促すように


「メンバーがあと一人いるんだ、あっちの席に」


 と言って俺たちをそこへ案内した


「エディン、新しい仲間が出来たぞ」

「本当か! 召喚魔術を使える仲間が来てくれるとは心強い」


 召喚魔術?

 

「どういうことですか?」

「君たち噂になってるよ、召喚魔術を使える二人の戦士がいるって」


 噂ってこええええええ

 しかし、それなら彼らが俺たちを誘った理由も納得がいく


「さて、自己紹介が遅れたな、俺はアダムス、こっちがミリーユ、そしてエディン」

「俺はアダム、こっちは」

「俺はブラックドラゴン、よろしくお願頼むな! ミリーユ」

「は、はあ、よろしくお願いします」


 俺が紹介する前にブラがミリーユの目の前に立って自己紹介した

 下心丸出しだ

 

「お前、アダムって言うのか俺と名前が少し似ているな」

「ええ、そうですね」


 とそんな感じで自己紹介が終わった


「ミリーユは治癒魔法が使える、便利だぞ」


 治癒魔法かあ

 俺たちのモンスターを回復できるとしたらとてつもなく便利だ

 というのも最初俺たちは眠くないということで宿屋はいらなかったわけだが

 モンスターを回復させるために必要だとアナウンスで流れてた

 ベッドの中で俺たちが目をつぶる時間が長いほどモンスターの回復量は変わる

 正直眠くない俺たちにとって苦痛としか言い様がなかった

 ブラはそれで半狂乱になったしな


「さて、一回街の外に出よう」


 アダムスがそう促した


「なぜですか?」

「君たちが召喚出来るモンスターを確認したい」

「なるほど、分かりました」


 特に断る理由は無かったので承諾した

 俺たちは街の外に出る

 こうして俺たちはアダムス、ミリーユ、エディンの三人のパーティに加わることとなった

 NPCとのパーティは初めてだ

 ちなみにこの世界では何名までパーティが組めるのだろう

 疑問に思ったが今は伏せておいた

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