第五十七話「集会」
現在のステータス
体力83
素早さ160
攻撃力160
精神力60
人体コスト243/245
スライムレア度1コスト2レベル83
キングレオタイガーレア度5コスト30レベル90
ヒュドラレア度4コスト16レベル56
ベビードラゴンレア度2コスト8レベル56
ゴーレムレア度3コスト13レベル56
ボーンスカルナイトレア度3コスト7レベル56
スカルナイトリーダーレア度3コスト8レベル56
モンスターコスト84/180
この一晩でスライムのレベルは8レベ上がった
キングレオタイガーのおかげだ
クレス様マジ感謝っす
さて、そろそろ元の世界に戻るか
別に元の世界の心配をする必要はないが
何となくあの日常が恋しくなってるからな
俺は宿の部屋のベッドに入りそのまま目を瞑る
「ん?」
クレスからメッセージが届いた
”クレス>>アダム:アダム、SSS本部に来てくれないか?”
何だろう?
どうやらクレスは地図作りから戻ってきたみたいだ
チッ元の世界に戻ろうとしたらこれか
何て文句を言うつもりはない
クレスにはいろいろと世話になったからな
ということで俺はSSS本部に赴く
中には予想通りクレスがいた
クレスの隣には超絶美人のエレーナがいる
そういや前ここに彼女はいなかったな
まあそんなことはどうでもいいとして
何か重大な話でもあるのだろうか?
それとも定期的に集会を開くだけだろうか?
「アダムも来たことだしそろそろいいかな」
クレスは俺が来たことを確認すると口を開いた
「それではSSSの集会を始める」
どうやら定期集会か何かみたいだ
「まだこの組織は出来て日が浅い」
「……」
「ただ、徐々に組織が拡大しているということに感激を覚える」
「……」
「前回はスラッシュハンドの案件を片付けてくれたアダムがこの組織に加入してくれた」
ちょっやめてよクレスさん
恥ずかしいじゃないですかあ
「チッ」
一人だけでかい舌打ちをした男がいる
グレネードランチャーさんだ
「グレ、何か言いたいことでもあるのかな?」
「いえ、何にも」
いや、明らかに何か言いたそうでしたよね?
何でこいつなんかって顔してやがるし
まあこの困ったちゃんのことをいちいち気にしても仕方がない
放っておこう
「実は他の街のギルドからもSSSの支部を作ろうという話が出ている」
「おおっ!」
皆が感嘆の声を上げた
「まだ話が出ている段階だが」
クレスが念を押すように言う
「今後支部が出来た際の人材の配置も考えている」
「……」
「今回の話は以上だ。何か質問がある人はいるかな?」
「ちょっといいですか?」
一人の男性が手を挙げた
「はい、何かなミハエル」
「今日、時間空いてますか?」
「そうだね。今日は特に用事はないかな」
「それじゃあ僕たちの狩り手伝ってもらえませんか?」
「別に構わないが……」
クレスのその言葉に周りの人たちは
「じゃあ俺誘ってください」
とまるで乞食の如く食いついてきた
その中にはグレネードランチャーさんも混じっていた
ってかそろそろ彼をそのまま呼ぶのはやめにしよう
今後はグレと呼ぶことにする
「別にいいけど5人までね」
「ええ!? なぜですか!?」
「彼と約束してるんだ」
そういうとクレスは俺に顔を向けてきた
周りの視線も俺に集まる
「ちょっと待ってくださいクレスさん」
「何かな? グレ」
「こんな乞食顔のようなやつ誘う必要ないですよ」
乞食顔ってなんだよ乞食顔って
ってか乞食してるのはあんたのほうだろうが!!
「彼は条件付きでこの組織に加入してくれてるんだ」
「何ですかその条件って」
「スライム育成だよ」
クレスのその言葉に周りは驚きの声を上げた
その後”冗談じゃない!!””ふざけるな!!”
などの罵声が出てきた
主にグレから
「嫌なら、参加してくれなくてもいいよ。僕とアダムとエレーナだけで行くから」
クレスのその言葉に周りの人たちは押し黙ってしまった
こうして俺たちは地獄界に狩りに出かけることになった
残念なことに俺たちのパーティにはグレも参加している
彼と一緒に行くのは嫌だが
まあ仕方がない
スライムちゃんのためだ
「ちょっとアダムと話があるから君たちは待機しててくれ」
クレスはそう言うと俺にアイコンタクトを送ってきた
恐らく俺に聞きたいことがいろいろあるのだろう
俺も彼に話したいことがある
俺とクレスはSSS本部を出た




