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第三十一話「危機一髪」

「な!? 本当か!?」


 僕はミキーヤから連絡をもらった

 どうやらペットリンという町が魔物に攻められて危ないらしい

 これで四度目だ


「分かった、すぐ行く」


 おかしい

 いや、今までも魔物が協力して攻めて来ることはあった

 だが、所詮はゴブリン程度の知恵がある軽い魔物ぐらいしか攻めて来ることはなかった

 だけど今回攻めてくる魔物は強力だと聞かされた

 レッドドラゴン、キングタイガー、ブラックアイスラタン

 レッドドラゴンはドラゴンの上位種

 キングタイガーはタイガーの上位種

 ブラックアイスラタンはアイスラタンの上位種

 どれも皆強力な魔物だ

 こいつらは群れをなすことはあっても街に攻め込むことはなかった魔物たちだ

 まあ、魔物が攻めて来るのはこれで四度目と少ないしイレギュラーと考えるのは間違いか

 というかそんなことを考えてる暇はないな


「エレーナ」

「どうしました? クレス」

「急用が出来た」

「私も行きましょうか?」

「いや、君は来なくていい」

「そうですか、では気をつけて行ってらっしゃいませ」

「ああ、行ってくるよ」


 僕はその場を後にした


 僕の素早さなら数分程度でペットリンへ着く

 皆無事だといいが……


 ペットリンが見えた

 街の外には逃げ回る人々がいる


「あっクレス様だ」


 街の皆が言う

 正直様付けで呼ぶのはやめてもらいたい


「魔物は? 街の中か?」

「はい」


 僕はその言葉を聞いた後街の中へ入った

 街の奥へと進んでいく

 そこには丁度一人の冒険者が魔物に襲われているところだった


「出でよ! ルシファー」


 僕はルシファーを呼び出し魔物を殲滅させた

 いくら強力なモンスターといえども

 レベルMAXの僕のルシファーの前では一瞬にして黒焦げになった


 僕は倒れている冒険者を除き込む

 そこには見覚えのある顔があった

 ブラだ 

 

 またピンチに陥っていたのか彼は

 彼は僕とエレーナがこの前、ドラゴンが住む洞窟に用事があって寄った時にもピンチに陥っていた

 勇敢と褒めるべきかはたまた馬鹿と言うべきか……

 まあ今回も無事でなによりだ


「お前は……」

「やあ、 ブラ、久しぶりだね」


 僕はブラに話しかけた

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