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第二十八話「ヒュドラ」

 朝


 俺の現在のステータスを確認しよう


 体力50

 素早さ46

 攻撃力33

 精神力12


 人体コスト100/100


 ベビードラゴンレア度2コスト8レベル49

 ジャーガリアンナイトレア度2コスト6レベル49

 ボーンスカルナイトレア度3コスト7レベル49

 スカルないとリーダーレア度3コスト8レベル49


 モンスターコスト29/100


 今回手に入れたレアカード

 ”レア度3コスト5ハードアーマー”

 体力10

 素早さ10

 精神力10

 

 うん、便利なカードだ

 こういうカードでステータスを上げて少しづつチートに近づいていこう


 さて、俺は皆にグランガという街に行きたいということを告げた

 皆に理由を聞かれたがそれは濁しておいた

 俺たちが他の世界から来たことがばれるとブラに悪いしな

 まあそんなことでミリーユとブラの関係が崩れるとは思わんが


「グランガはここから三つの街を経由することになるな」


 三つの街?

 意外に近いな

 いや遠いか?

 正直この世界の距離感が今いちよく掴めない

 街同士は近いのに

 討伐目的モンスターの場所は遠い

 そんな気がする

 バグか?

 偶然か?

 はたまた俺の勘違いか?

 まあ俺は馬鹿だしな

 友達からは”馬鹿大将”だなんて呼ばれてるし……


 ちなみに俺が馬鹿大将と呼ばれるようになったのは

 自習中に俺が先生をはめようとクラス皆に提案し

 ドアの上に黒板消しを設置するというメジャーな罠を仕掛けたわけだが

 尿意のせいでその罠に俺自身が引っ掛かった

 それが由来している

 

 すげえくだらねえ

 ってかこれ前も話したな


 さて、この女装の街ベルミッツェルとも今日でお別れか

 俺の女装の黒歴史ともお別れしたいぜ


「ちょっと待って」


 ブラが俺たちの足を止める

 ブラの目線には三つのガシャあった

 左、中央、右と三つのガシャが配置されている


「ガシャを引きたい」

「俺も久しぶりに引いてみるか」


 俺も久しぶりに引いてみるか

 心の中でエディンの真似をしてみる

 いや、実際引きたいと思ってるよ

 一回だけね

 

 俺たちはガシャに近づく


「な!?」


 俺たちは左のガシャを見て驚いた


「一万G!?」


 破格である

 ちなみに中央のガシャは千Gで

 右のガシャは百Gだ


 それぞれのガシャの値段が違うのには理由がある

 レア度の違いだ

 左のガシャは最高でレア度5

 中央のガシャは最高でレア度4

 右のガシャは最高でレア度3のカードが当たる


「まあいいや、俺は中央のガシャを回そう」


 ブラが中央のガシャを回した

 

「これで4レアが当たれば一万Gのガシャを回す」


 ブラはそう念じてカプセルを開けた


「……やはりダメか」


 おおっと! レア運選手権トップ候補のブラさんでも無理だったかー

 ってかそれが普通なの!


 その後もブラは何回かガシャを引いたが

 どれも皆ゴミカードだった

 残念だったなブラ

 大丈夫、次があるさ


 俺は心の中でブラを慰めつつ

 中央のガシャに向かう

 とりあえず使えそうなモンスターカードが出ればいい

 レア度2コスト8程度のな

 

 俺は中央のガシャを回した


「…………」

「何だ? やっぱりアダムもダメだったか」

「…………」

「お前レア運無いもんな、で、どんなカードだったわけ?」


 俺はブラにカードを見せる


「え……は……」


 俺が引いたカードはレア度4コスト16のヒュドラだった

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