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番外編6


 現在レベル5イージーを周回中。

 この相手からもノーマルしか出てこないがミニモンスターよりは使えそうなカードばかりだ。

 イージで一番強いのはゴブリン。

 それを1枚ドロップしたのでデッキに組み込んでいる。


 ひたすら剣士を出す作業を延々と繰り返す。


「どうよアダム。調子は」

 

 ブラが話しかけてきた。


「一応徐々にデッキは強くなっているけど」

「どれ見せてみい」


 ブラにデッキを見せる。


「まだ剣士とか雑魚モンスター使ってるのかよ。無課金スライムは強くなるのが遅いねえ」


 何だよ無課金スライムって。

 そうやって人を貶す辺りブラは全然成長してないんだねえ。


「ハイハイ、無課金スライムでサーセン」


 適当に流す。


「俺なんてほら」


 ブラがカードを見せてくる。

 自慢か。うぜえな。


 一応見てみるか。


 カード名:ゴーレムルーキー

 レア度:レア

 ATK13

 DEF15

  

 カード名:シャーク

 レア度:ノーマル

 ATK14

 DEF8


 カード名:ナイトランカー

 レア度:レア

 ATK15

 DEF12


「で、これが俺の一番の自慢カードだけど」


 そう言ってブラが見せてきたのは


 カード名:ドラゴン

 レア度:レア

 ATK18

 DEF15


 ほう。俺のエースカードはスライム(勝手に自分で決めてる)。ブラのエースカードはドラゴン。

 類は友を呼ぶというかなんというか。


「まあせいぜい俺を目指して頑張ることだな。ハッハッハッ」


 機嫌良さそうにブラは自分のアーケードに戻る。

 ブラ、俺より強いのは認めよう。

 たが、俺より先にこの世界に来てるんだから俺より強いのは当たり前だぞっと心の中で呟いてみる。

 まあ、ちょっと自慢されて悔しいから早く強くなって見返してやるか。

 もちろん、スライムでね。

 

 ってことで剣士を召喚する作業に戻りまーす。

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