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プロローグ
無駄に新作スタート。
[月蓮華]とは違うテンションでいきます。
「なぁ、これはどーいう反応をすべきなんだ?」
「そう言われても。……ねぇ?」
「はぁ……。なんでこうなったんでしょうね……」
放課後のとある教室。
三人の少年少女が黒板を眺めて困り果てていた。
そこには
《生徒会一年団執行部の紅宮サタン、並びに空嶺カナタを抹殺せよ》
と大きく書かれている。
「アズミの名前がないってことは、あれが原因だよな……」
「……そうなりますね」
三人は顔を見合わせると、深い溜め息をついた。
ことの始まりは、一週間ほど前までさかのぼる。