これは、ある大切な人物に向けた遺書である
俺達の人生ってのは、、地獄だ。
いくら努力をしたって報われないし、
あるちょっとした環境の変化のせいで簡単に人に裏切られる。
ー…こんな人生、終わらせちゃっていいですか?ー
ーここは、地獄だー
僕は1938年頃、約30人を殺した。理由は至ってシンプルで、当時僕は結核にかかってしまい、差別の対象となってしまった。
それ故に、僕のところへ嫁ぐ予定だった彼女も違う奴のところへと行ってしまった。
なんでこうなってしまったのだろうか。
病気だった間はあまりにも冷たく、圧迫した社会にはさすがに泣きました。
今度は強い人に生まれてこよう、実際僕も不幸な人生だった、今度は幸福に生まれてこよう。
ーそう、思っていたのだがなー
人生ってのは、そう甘くはないらしい。
…いや、あのとき、僕一人が死ぬのではなく、最期に殺しまわったことがよくなかったのだろうか。
ーそれでも一応、
無差別にうった訳じゃあないんだがなー
と、俺がそんな愚痴をこぼしていると、さっきまで甘辛い味がしていた食事は、
ーいつの間にか塩味になっていた。ー
…ああ、地獄だ。どうしてこうも、俺達の人生は上手くいかないのだろうか。
いくら時代が変わっても、人間の根本的なことは変わっていない。他人に優しく接してきた俺達には、本当の意味で優しく接してくれる人なんて存在していなかった。
そりゃそうか、ここは地獄。そんな中でも生地獄を課された俺に幸せなどない、、ということなのか。
ー拝啓 今、ここ(地獄)を生きる、
俺と関わったすべての人たちへー
俺はこの世(地獄)のすべてに泣きました。
何をやっても無能で、人に必要とされていない、人の邪魔になるだけの俺の人生。
「…こんなのって、、、なしだろ、、、」
…まあでも、唯一Youtubeだけは救いだった。
見ているだけだった時代も、つくる側になった時代も、本当に、楽しかった。
ネットの世界だけが生きていていて心地よかった。
…だけど、そんなひと時の効果も、大人になるにつれ、薄れてしまいました。先を考えれば考えるほど、さらなる地獄が目に見える。
…と、そうこうしている内に、いつの間にか夜明けが迫っていますね。
ー…それでは、さようなら。地獄よ。ー
…今度は、他人なんて殺しません。恨みはあれど、またこの地獄に転生するのはたまったもんじゃないですからね。
…どうか神様、今度は有能で、幸せな天国に転生させてください。
お読みいただきありがとうございました!
今回は単発のお話を出してみました。
どうだったでしょうか?少し(?)重いお話になりましたが、この世界に、こんな人間(物語上の人物)は絶対に出してはいけませんよ?
お互いに尊重しあいましょう。
そして、どうか、私の存在も尊重していただけますと幸いです^_^
注意:この作品は実際の事件をモチーフにしたフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。




