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#10 休み時間の会話 じゃれあい多め

会話と簡単な状況説明のみです。クラスでの会話を抜粋しました

クラス内での会話抜粋


教室内での会話

江野畑「委員長さぁ~、ちょっと聞きたいことあるんだけどいい?」

田宮「あ、私も。さっきの授業難しかったから教えてほしいんだけど」

田中「いいよ。確かにさっきの授業難しかったよね。どこら辺がわからなかったの?」

田宮「う~んとね、近代帝国史あたり。特に北の連邦が崩壊したところが難しくて」

田中「わかる~。あそこらへん難しかったよね!ノート見ながら勉強しよ」

江野畑「委員長?こっちも聞きたいことあるって言ってるんですけど?」

田中「あ、ごめんごめん。何が聞きたいの?」

江野畑「最近、学校でスマホ使っちゃいけないとかSNSでのリテラシーとかうるさいじゃん?でもさぁ、高校生ブランドがあるうちに写真撮りまくりたいんだけど、一緒に撮ってくれない?」

田中「(いや、それ前に断った話じゃん)う~ん、ごめんね。前にも言ったけどうちはそういうのしちゃだめだから...」

葉山「そうだよね~。委員長って真面目だし、絶対そういうのやらないよね!ちょっと可哀そうwもっと青春しようぜ!」

田宮「ちょっと、本人の前でそれ言うの駄目じゃない?でも、私も前からそう思ってた。委員長って真面目なのはいいんだけど、真面目過ぎるよね!なんていうか、硬すぎてダイヤモンドって感じ。もっと一緒にはっちゃけようよ!」

江野畑「だよね~。田宮たちも意外と話合うじゃん!もっとさ、曝け出そうよ。色々と」

田中「う~~ん、カラオケ行ったりするぐらいだったらいいけど、ネットの海は広大すぎるからなぁ...あと、ノート写し終わった?」

田宮「うん、ありがとうね。さすが委員長!それと、授業の最後のほうで言ってた”出ておじゃれ、姿は隠しても獣は臭いで分かりまするぞ”ってどういう意味?委員長ならわかるよね?」

田中「それは...」

鈴木「それは、忍者である服部半蔵ですらも簡単に見破る烏丸文磨が超強い悪役ってことだよ。つまり、連邦が滅んだのはこんな感じで単なる上院議員だと思ってたら大間違いってこと」

田宮「??????」

葉山「??????」

江野畑「なるほどね...つまり、烏丸文磨が”ああ、恐ろしやあの長刀”って言ったのは、柳生新陰流の使い手なぞ臆するに値せずって意味ね...」

鈴木「いや、違うけど」

江野畑「??????」

鈴木「わかりやすく言うと、油断大敵で敗北したのが連邦であり、 烏丸文磨は油断させるためにただの一貴族として爪を隠していたんだよ」

田中&田宮&葉山&江野畑「Oh~~~」

葉山「っていうか、委員長じゃなくて鈴木が解説するんだ…」

田宮「鈴木がわかるってことなら、委員長はそれ以上にわかってるってことだよね!」

田中「う、うん!そう!鈴木が代わりに言っちゃったけど私もそれを言おうとしてたんだよね!!」

鈴木&葉山「なるほど。ありがとうね!委員長!」

そう言って田宮達は席に帰っていった。

江野畑「まあ、さっきの解説は見事だったわ。それはそれとして、委員長。一回だけでいいから、一緒に写真撮りましょうよ!一回だけ!ほんと、先生がいないときにちょっとだけでいいから!」

田中「無理だって!あと、なんで学校で撮るの!普通に校則違反でしょ!」

江野畑「じゃあ仕方ないなぁ。駅前のカラオケで歌いましょう!委員長と一緒だったら私もカラオケなんて言う庶民の娯楽に付き合ってあげるから」

田中「それならまぁ...」

山田「江野畑~?お~い!カラオケの予約できたぞ!まったく、いきなりカラオケで歌ってるところを撮れなんて、無茶を言うなお前!もちろん割り勘な」

江野畑「...」

田中「...」

鈴木「良かったな、江野畑。庶民の娯楽を一緒に楽しんでくれるやつがいて」

江野畑「...うるさい!!!山田君!あんたなんで余計なこと言うの!もうちょっとだったのに!」

山田「え?俺なんかやっちゃいました?照れるなぁ」

江野畑「マジあんた覚悟しときなさいよ。マジのガチで。フライドポテトの一皿や二皿じゃすまないからな」

山田「それはもちろん、お前のおごりだよな?」

江野畑「割り勘に決まってるじゃない」

山田「は????」

田中「はぁ~~~...」

鈴木「ハッハッハッww」

山田を引っ張りながら江野畑は体育館裏に向かった


廊下での会話

鈴木「田中も大変だなぁ。いっつも個性的な奴の相手ばっかりで」

田中「本当に代わってほしいわマジで」

鈴木「まあまあ、良かったじゃん。江野畑の罠にはまらなくてさ(二人でカラオケ行ってたら、一緒について行って絶対カメラには写さなかったけど)」

田中「あんた、他人事だと思って好き勝手言うねほんと」

鈴木「いいんだぞ。お前も俺に好き勝手言って」

田中「もうちょい早く助け船出してよ。あと、あんたは笑えるけどこっちは笑えないのよ。あの人たちギャグじゃなくて本気で言ってるし。しかも、今日は部活があるって?あんたそれじゃあ、部室でゴロゴロすることもできないじゃん!毎回毎回、授業を聞いてないクラスメイトが多くて困る困る。なんで毎回3人ぐらいに教えなきゃいけないんですか、もうちょい人の話聞いとけよな~!あ~~~、もう無理。一回休憩させて」

鈴木「そこまで好き勝手言えるならまだ大丈夫そうだな。はい、アイマスクと耳栓」

田中「ありがと。あと、あんたの腕枕も貸しなさい」

鈴木「血流悪くする目的なら貸さんぞ」

田中「嫌がらせじゃないから。それできる体力もないから。最悪肩でいいから貸して」

鈴木「はいはい、部室行ったらな」

田中「歩けない~~。部室まで連れてって~~」

鈴木「え~~~、肩支えてやろうか?手が胸にあたってもいいならだけど」

田中「あ??最悪だねあんた。貸して」

鈴木「冗談だから。ほんとに勘弁して。頑張って歩いてくださいお願いします」

田中「疲れてるんだから、手段選ばないよこっちは。そこ覚悟して冗談言えるなら言ってみな」

鈴木「もう何も言わないんで手段選んでお願い」

田中「わかればよろしい」


部室での会話

鈴木「ほら、着いたぞ。早く寝ろ」

田中「うるさい。こっちは最初から眠気全開だぞ」

鈴木「ならよろしい。カギ閉めとくから、寝てなさい」

田中「...わかった。カギ閉めたら腕貸してよ」

鈴木「報酬として、来週のジャンプ貸して」

田中「今度ね」

鈴木「あぁ!右手が!どんどん奪われていく!」

田中「寝てる間に噛みついたらごめんね~」

鈴木「その時は治療費請求するから」

田中「Zzz...」

鈴木「もう寝てるし...」

鈴木「今ならちょっとだけ触ってもバレないか...?」

ちょっとだけ田中の髪を撫でた。

鈴木「...」

彼女を少しだけ見つめて鈴木も寝た。

休み時間が終わった後、部室には血流が悪くなった鈴木と回復した田中がいた。

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