表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

#9 田中と鈴木の会話抜粋 上野を添えて

アニメみたいな会話のみの文章です。

クラス内での会話抜粋


鈴木「やっぱり、藤井って体すごくね?」

田中「はいはい、そうですね。私よりずっと大きくて魅力的だよね~」

上野「私もそう思う!顔とかめっちゃ可愛いよね!」

鈴木&田中「...」

鈴木「まあ、顔もかわいいよな。あと、田中も十分でかくていいと思うぞ」

田中「...でしょ?鈴木は大きいほうが好きだもんね。よ~~~く知ってるよ」

上野「田中さんもかわいいと思うけど、私もかわいいと思わない?」

田中「...」

鈴木「ああ、かわいいよ。(黙っていればもっとな)上野は自分以外で好きなタイプとかいる?」

上野「え~~、自分以外で?う~ん、山田君かな。いっつも江野畑の金魚の糞みたいに放課後にどっか歩いてるけど、なんか諦めてなさそうなところがいいと思う」

田中「(スタイル的なタイプを聞いたんじゃないのこれ?)そうなんだ~。私も山田君いいと思う!あの、死んだ魚みたいな目をしてるけどたまにハイライトが戻るのがいいよね」

鈴木「そうか。上野は山田が好きなんだな。よし、後で本人に言っておくわ」

上野「言わなくていいよ~。なんか、下手に執着されたら本気でまずいことになりそうだから」

鈴木&田中「(自己肯定感が天元突破してる...!)」

ここで、上野がスマホをいじりに席に戻る。

鈴木「...すごかったな」

田中「そうだね...いつもあんな感じだから、私の気持ち少しはわかってくれた?」

鈴木「うん、理解した。あんなに思考がずれているとは思わなんだ」

田中「でしょ?悪意はないんだろうけど、こっちとしてはあんたで発散してなきゃ会話拒否してたと思う」

鈴木「発散される身にもなってほしいけどな。毎回毎回...」

田中「それ以上言わないで。せめて、部室か部屋で言って...みんな外に出てるとはいえ、ここは教室だし」

鈴木「そうか。じゃあ、話を戻そうか。藤井ってでかくていいよな」

田中「...それって私よりもでかいのがいいって意味?別に、あんたの好みなんてどうでもいいけど、言いたいなら聞いてあげる」

鈴木「じゃあ話させてもらう。やっぱ、身長高い女性に見下されるって、なんかされてみたいんだよな」

田中「高いって言っても、5cmぐらいしか変わらないじゃん」

鈴木「5cmも、だから。女子であの身長はなかなかいないだろ」

田中「そうだけど...そうだけど!でも、ほら、ヒール履いたら私だってそれくらい...」

鈴木「いかないだろ。どう考えても」

田中「じゃあ、誰かに肩車してもらって...」

鈴木「騎馬戦かよ。意味わからんだろそれ」

田中「じゃあ、どう頑張っても私みたいな低身長は勝てないってこと?」

鈴木「別に勝ち負けの話とかしてないんだけど...やめろ!俺の頭を押さえつけて無理やり上から目線になるな!別にそういうのじゃないから!興奮しないから!」

...3分後

鈴木「わかったよ。別にタイプを聞かれたから言っただけで、お前のこと面倒くさいとか全く思ってないから...」

田中「いや、思ってるでしょそれ。そういう時は、”例え世界が敵になっても、俺だけはお前の味方だぜ!”みたいに言えないの?」

鈴木「言えるか!そんな臭いセリフ!お前は俺に何を求めているんだ」

田中「あっそ。まあ、そんなセリフをこの時代に言う人がいたらマジで引くけど」

鈴木「それじゃあ、俺が言っても言わなくても変わんねぇじゃん」

田中「はぁ~~、面倒くさい男だねぇ。あんたも」

鈴木「お前に言われたくないんだが」

田中「私、女なんで!」

ドヤ顔をする田中。無言でその首筋に手を当てる

田中「やめてよ!あんたの手冷たいから当ててほしくないんですけど!」

鈴木「うるさい罰だ。ゆっくり味わえ」

この後、仕方ないなぁと言った表情で受け入れた田中の首を5分ぐらい冷やし続けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ