表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/43

1.悪魔の子、誕生(表)

ん、ここはどこかしら?

猫を助けて崖から落ちたところまでは覚えているんだけれど……病院ではなさそうね。


豪華な部屋に見えるが、目を傷めたのかぼんやりとしか見えない。壁にかかった蝋燭とか本物に見えるんだけど、よくできた電球なのかしら。よくわからん。裸眼視力1.0はあったはずなんだけどなあ


というか、北欧系のしらないおじさまに抱き上げられて、のぞき込まれてませんかこれ!?

はわわ、美形と目が合っちゃった。お、重くないかしら、私小太り体型なのだけれど


「○○○○ーー○○」

そしておじさまは知らない言語を話している、英語ではなさそう、知らんけど。でも、優しい笑顔を向けてくれて緊張がほぐれた


(あのー、ここはどこでしょうか?)

日本語が通じるといいなーと思いながら話かけるがうまく言葉が出ない。「ウゴー」って感じの変な音になっちゃった。というか、口だけじゃなくて、全身がうまくうごかせられない。美形のおじさまが驚いた顔でこちらを見ている、ご心配おかけしてごめんなさい。


「○○ーー〇ーー」


続けて不安そうな顔で続けて話しかけてくるオジサマ


(ごめんなさい、外国語わからないです。あと、なぜかうまく話せないです。でも体調は大丈夫ですよ)


にっこり笑いかけてみたが、顔の筋肉もうまく動かずに二チャっとした笑顔になっちゃった。まあ笑顔作るのが苦手なのは昔からなんだけど。写真写り悪すぎるから、もう諦めて集合写真とかはわざとふざけた顔してたし......と、そこで思い至る、これって異世界転生ってやつじゃない?Webサイトとかで1000回は見た展開じゃん!


まじかー、本当にこんなことってあるのね!


思わずけらけら笑ってしまって、赤子で体力がないからか疲れてその日はそのまま眠ってしまう。崖から落ちてそのままお陀仏と思っていたのに夢のようだ、それもとびっきりのいい夢。これからどんなことが待っているのだろうかとワクワクする、明日から楽しみだなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ