9.魔力判定 (表)
先月、7歳になった。
毎年、誕生日はしっかり祝ってもらっているんだけど、今年は別格で、例年以上に絢爛豪華だった。どうしたのか聞くと、7歳、14歳、21歳は成長の節目の年で盛大に祝う習わしらしい。七五三や成人式みたいなものかしら。
そして、今日はとてもワクワクしている。なんと、魔術を習い始める日なのだ。
この世界では、幼児に魔術を習わせるのは危険だと言うことで、習うのは7歳からとなっている。それが誕生日を盛大に祝うのとも関係しているみたい。
それと、魔力量は生まれつきほぼ決まっていて、出来るのはコントロール方法を練習するだけだと言われている。
ただ、私はその通説は誤りだということを知っている。実は魔術の存在を知った2歳ごろから、隠れてコソコソと練習や研究していたのだ。
魔力量は5歳ごろまでの間、使った分だけ翌日には増えていた。おそらく身体にそう言う回路があり、幼少期に使った分だけ強化されていくのだ。嬉しくて毎日限界ギリギリまで訓練したものだ。
ただ、魔力切れになると身体の負担が大きく危険なので(初めた頃は何回か気絶した)、ある程度身体も成長して物分かりが良くなるまで修行させないことが一般的となったのだろう。
「それでは、まず得意な魔力のタイプを診断します。この植物に魔力を流してみて下さい。手のひらから血流を注ぐイメージで魔力を流してみてください。上手く魔力が流れたら植物が何かしらの反応を示します」
「わかりました先生」
教本に載ってたやつだ。診断に使う植物が身近になくやったことはないけど、イメージトレーニングはやってきた。思いっきり魔力を流してみましょう。いっけぇー!
すると、植物がビクンと反応したかと思うと、みるみる枯れていってしまった。あれ?枯れるって何よ。教本にこのパターンは載ってなかった気がするのだけれど……
「先生、反応しました。私は何の魔術に適正があるのでしょうか」
「……シンデレラ様、今日の授業はここまでです……一度に沢山の魔力を使うのは危険なので……適正については……次回、お伝えします。」
えー、残念
でも、次回が楽しみだなあ
魔術師の先生は真剣な顔をしているし、幼少期から鍛錬していた分、もしかして私って結構いい線行ってるんじゃなかしら。
沢山のラノベ作品を読んできた知識から言うと、回復系の魔力の様な気がするのよね。強すぎて枯らしちゃいました、みたいな。それなら鍛え方次第では多くの人を救う力になるのではないだろうか。頑張っていこう。




