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1.また

またこの空気だ


突然に始まるこの時間が僕は嫌いだ。僕は少し視線を落として彼女の話を聞く。

いや聞くことしかできない


「私の好きな子サッカー部の子なんだけどね~...同じ小学校で仲良くていろんなこと許してくれるの」


「...」


夕焼けとカラスの声だけが二人の空気を邪魔してくる


「そーえばそろそろ修学旅行だね!なんかあるといいね!予定あるから帰るわ!」

そーいって僕は急いで立ち去った


「だから嫌いなんだ、この空気が...仲良くしたかっただけなのに...」


彼女が言う好きな人とはきっと僕に違いない


そもそもこの高校にきて彼女と同じ小学校出身なのは僕しかいないからだ



誰に話すわけでもないが軽く自己紹介をしておくね。

僕は篠江のあ。大体がそこそこできる高校生2年生だ

顔もアイドルには負けるがそこそこいいほうだと思うし、運動も勉強も上の下ぐらいはあると思う。

そこまで筋肉質でもなくやせ型で身長も172cmと日本の平均身長だ。

昔から欲しいものがあればそこまで高いものでなければ迷わずいろいろと買ってもらえたから家はそこそこお金があるほうだと思う



普通の人からしたら羨ましがられるスペックをしているがそんなことはない

「明日から大変だぞホントに...学校行きたくね~...」


自転車をこぎながらそんなことをぐちぐちと言っていると自宅についた


「ただいまー」特に返事はない、それもそのはず

自分が自転車でかえってくるところは倉庫だからだ。

なぜ倉庫にいるかって?

そんなの簡単さ、自転車を片付けるためと、北側の玄関から入ると怒られるからさ!

ばあばの教えで北側の玄関から入ることは禁止されている。そのためわざわざ倉庫から入って南にある玄関から家に入る必要がある。

「おかえり~遅かったね」母が出迎えに来てくれていたらしい


「ただいま母さん。ちょっと学級委員の仕事が長引いてね」

と嘘を1つつく...

親に女子の話をすると話が長引くからね。

僕は早く部屋に行って猫と戯れるという用事と幼馴染とゲームをする用事があるからだ!


僕の大切な子猫れいちゃま!三毛猫のがちかわちゃん!僕の癒しだ!

彼女?そんなのいらない!僕にはれいちゃまとゲームする友達がいるだけで十分なのさ!それだけで十分!


そんなこんなで友達とゲームをする時間になり、今日あったことは忘れて楽しく遊んでいた。



次の日



「おはよー!」

学級委員である僕はみんなより先に来てあいさつをして日記的なの書き先生に提出する



予定だったのだよ?



「学校行きたくね~...あいつぜってー振られとか言って他の子に話してるじゃん!それの説明とかして男友達に冷やかされるんだろ!?まじでいきたくねーよ!!なぁれい!」

そんなことを猫のれいに愚痴りながら学級委員の仕事をさぼっていく


まぁいつもしっかりやってるしたまにはサボってもいいだろ...

サボってすいません


そんなことを思っていると母さんから

「あんた時間ダイジョブなの!?遅れるよ!車だしてこうか!?」


「あ~...うん、お願いしようかな...」


「ママはやくパパのお手伝いしにいかないといけないから早くしてね!」


うちの親父は自営業で母さんとおばと三人で経営している。そのため母さんが手伝いに親父のところに出かけている。ただ職人技術のため親父がほとんどを仕事しており、母さんはその補佐的なことをしている


母さんに学校まで車で乗せてってもらって学校までついた。


「あー、めんどくさいのが始まるなー。まじで教室入りたくね~」

そんなことを独り言で言いながら教室に入った。


するといつもとは様子が違った。

「おはよー!のあ」

普通に声をかけられていつもの教室だった


あれ!?がちラッキーじゃん!あいつ優しな!まじ最高じゃん!


そんな感じでいつも通りの生活ができた。しかし違うことがあるとするならば昨日告白しようとしてきた子とは距離がとても遠かった



そーゆー感じね



これまでの話を聞いてわかると思うが僕はそこそこモテる為、告白されることやそのあとのことは慣れている、だが嫌いだ


何回もいう、そのあとの関係が難しくなるから嫌いなのだ


その後彼女とは卒業するまでまともに話すことはなかった。


「くそ...またそうなるのかよ」


僕は小さくつぶやいた

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