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自称天才は学が無い。

作者: 花瀬海
掲載日:2022/12/26

『やぁ、朱音君。おはよう』


「おはよう…あのぉ、何なの?その口調…」


『shh… その質問は禁句だ。その言葉を聞くと脳が急激に萎縮して血の流れが…』


「あぁ!わかった!わかったから、とりあえず落ち着いて…」



何なのこの子… いつもとまるで様子が変わったみたい…

メガネもいつも掛けてないのに掛けてるし…何かずっとキョロキョロしてるし…

そもそも、私この子の先生よね!?教師として何か言い返さないと…


ゴホン…


「ちょっと言葉に気をつけた方が良いんじゃない?

 貴方成績は優秀なんだから、変な事しない様にしなさい。」


『朱音君、そう言ってくれるのは嬉しいが余計なお節介だ。そして、

 今日から君は私の助手だ。』


「え?」


『簡単に言うと、私という天才の助手をして欲しい。』


「はぁ…嫌と言ったらどうn」


『少し条件を付け加えさせて頂こう、一つ。君に拒否権は無い。』



本当に何なのこの子?放課後にこんな事言ってきて…助手?

保健室に連れて行った方が良いのかも…


『ゴホン…それでは。君に初仕事を任ずる。』


「今度は何?」


『この私としりとりをしろ。』


「しりとり?って、何でしりとり?」


『この天才で在る私としりとりを行う。これは只のしりとりでは無い、

 超ハイレベル、最早しりとり世界大会レベルの戦いになるだろう。』


「は、はぁ…」



もうこのノリにも疲れてきちゃったな…


『しりとり』



いきなり!?


「り、り、りんご…」


『ゴッホの向日葵』



それアリなの!?


「えぇ…り、流行語」


『フンッ、良い返しだな。だが甘い。』



『御 座 候』



ご、御座候!?それってあの回転焼きとか大判焼きとかのアレじゃ…

この子、難しそうな言葉だけ並べて意味は何も理解してなさそうね…


「ウルドゥー語」


『ご、五目飯』


「シカゴ」


『なっ!?お主、やりおるな…』



何で武士みたいになってんのよ…


『ま、まぁ…ここら辺にしとこうじゃないか。え、えぇっと…』



何をキョドってんのよ…はぁ…


「言いたいことがあるならしっかり言いなさい!何をそんなに言いたいのか

 知らないけどね!キャラとか作ってまでそんな事言いに来るな!」



……


え?あっ…流石に怒りすぎちゃったかな?




『朱音先生、好きです。付き合って下さい』


「え?」


『僕は貴方のことが…あっと…見ちゃっただけで脳が萎縮して、血流が止まるくらい好きなんですよ。

 ってこの例えはあんまり良くないか…w』



「え、エエェぇええぇぇええぇえぇぇ!?」



二人しか居ない教室中に、朱音の叫び声がこだました。




面白かったら是非何かして下さい!何でも良いんで!

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