第6話 若女将の秘密と沈黙
・・・女将だったんだこの人
いやどう見ても20歳手前くらいにしか見えないのに鑑定してみようかな
許可なく鑑定するのはダメだってあいつも言ってたけど……
まぁ、もうロイの時もしたし、それにバレないだろうし
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エレーナ
Lv83
種族 ウィッチ
年齢 ?2?
役職 魔術士 死霊術師
ステータス
HP 9?3
MP ?4?7
腕力 13?
体力 106
防御力 100
スキル 闇魔法Lv? 死霊術Lv? 火魔法Lv2 召喚術Lv? 回復魔術Lv2 支援魔術Lv? 詠唱短縮Lv5 同時詠唱Lv4 鑑定妨害Lv? 精神強化 毒異常耐性Lv?
称号 第四ダンジョン踏破者 ????? ????? ???
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
……は?
いやいやいや、待って待って、おかしくない?
え?俺の鑑定スキル結構強いよ?
そりゃほらチートってほどじゃないけど割と強いよ?
それなのにこんな見れないの?
伝説の鍛冶師とか言われたあいつでもこんなに見れなかったことないよ。いや、え?強すぎだろ、てか年齢3桁とか全然そんな風に見えないよ
やばいやばいやばい、見たことバレてない?
バレてたら、殺されない?
まだ旅始めたばっかなのに死にたくない……
どうしよ、どうしよ、どうしよ、どうしよ
「ようこそ、宿り木へぇ、お泊まりですかぁ」
「あ、はい!えと、どうも、そのつもりです。とりあえず、あ、あの、1週間ほどお願いします」
「了解ですぅ、とりあえず1週間よろしくお願いしますぅ、再びになりますが当宿の主人をしておりますぅ、エレーナとお申しますぅ」
「あ、お、俺はシュウです」
「私はレナよ、よろしく」
「どうもですぅ、当宿の説明を致しますねぇ、当宿はまず食事等は用意していません、そのため値段も安めにしてありますぅ、ただすぐ横にすごく美味しい食堂があるのでぇ、そちらで食べていただけたらなぁと思いますぅ」
「あ、はい、丁寧にどうも」
「それではお部屋に案内致しますねぇ」
ふぅ、バレてないかな、よかったよかった
「ねぇ、シュウどうしたの?貴方がそんなに慌ててるとこ見たことないわよ」
「いや、それはあとで「あぁ、それとシュウさん?」」
「は、はい」
「余計なことはしたりぃ、言ったりしないでくださいねぇ、もし破ったら、私、少し怒っちゃいますよぉ」
「ひゃい」
あ、これバレてたわ
言ったら殺されるわ
「・・? シュウどう言うこと?ねぇ?シュウってば」
レナのそんな声を無視しながら、俺は黙ってエレーナさんの後をついて行った
鑑定の見える情報に年齢をプラスしました
また、女将さんは今後も重要になってくると思います(予定では)