1話 旅日和と魔物
鳥のさえずりが聞こえる
強すぎない日光が木々の間から抜ける
風が程よく吹いて、旅にはぴったりの日だ・・・
・・・魔物に襲われてなければ
「シュウ、こいつら何?」
「え〜と、ブラックウルフだって毛皮はまぁまぁな値段で取引され、冒険者の防具に使われる、また、害獣駆除として冒険者に定期的に狩られてるらしいよ」
「そういうこと聞いてんじゃないの、強いのかって意味よ」
「うーん、数体ならDランクでも行けるらしいよ」
「ふーん、なら問題ないわね」
「え?やるの?嫌だよ、逃げようよ」
「いや、さすがに無理でしょ、絶対すぐ追いつかれるわよ」
「じゃあ、ほら、食べ物とか投げつけてさ。そっちに気を取られてるうちに・・・とか?」
「投げつけられたら怒ると思うわよ」
そんなことを言い合ってうちにブラックウルフはジリジリと近づいてきた
「はぁ、嫌だなぁ、めんどくさいなぁ」
「ほら、そんな事言わないでシャキッとする」
「はいはい」
俺たちが戦闘態勢に入ろうとすると後ろからドドドッと大きな音が聞こえてきた
はじめまして、読んでくれてありがとうございます
異世界系のラノベが好きでつい魔が刺して書いてしまいました
初心者ですので文章力は拙いですが楽しんでくれたら嬉しいです