第11話 失言と推理
「ーーというわけでこの町全体で創造者様は信仰されているのです。なので私も1人のファンとしておふたりに是非ともお話を聞いてみたいと思い……あの、何をされているのですか?」
「え、あぁ、終わったのね。いや、うん、長かったから、休憩がてらにお茶飲もうかと……」
俺たちが机と椅子に座ってお茶を飲んでいるとやっとロイドさんの話も終わったのか不思議そうな顔をしながら声をかけてきた
「どこからそのテーブル一式とティーセットを出したのですかな? お二人は見ると袋のようなものは持っていないように見えますが……」
「あぁ、この服だね。さっき話してた、えーと、創造者?に貰った服で防御力強化だけじゃなくて、空間収納、温度調節、防水、耐火、まぁ他にも色々付与してあるんだよ」
「なんと!? さすが創造者様、ひとつの服にそんなに沢山の付与をなさるとは、しかもテーブルまでもが入るような空間収納をつけるとは……流石の一言につきますな」
もっと突っ込まれるかと思ったけど納得したみたいだ。この世界で余程あいつはすごい存在だと思われてるんだな。……ただの変わり者なのに。
「そろそろゴーレムが出てきた場所行ってなにか見つけないと時間無くなるわよ」
「おっと、それはまずいなぁ。出来れば今日中に全部終わらせて明日からのんびり観光したいんだけど」
「ふふふ、そんなに焦らなくて大丈夫ですよ。シュウさんの能力ならおそらくなにか見つけてくれるでしょう。」
うん?何その俺に対する信頼、俺の能力の話ってしたっけ?
「……どういうこと?スキルの話してないよね?」
「え?いや、しかし、さっきギルドに……あっ」
ロイドさんはなにかに気づいたようで、いきなり挙動不審になりだした。おかしいなとは思ってたけどまさか……
「……ねぇ、俺達のこと騙した?」
「……」
「? シュウ、どういうこと?」
レナが首を傾げる
「多分……この人とガイツさん、手紙がきた時点で俺たちのことが本物だってことがわかってたんだ。ガイツさんは俺たちが手紙を持ってきた時点でロイドさんを呼んだ。そうじゃないといくらギルドマスターで情報通だとしてもあの到着は早すぎるからね。そして、俺たちにギルドからの依頼としてこの採掘場の調査を依頼しようとした。でも、ガイツさんは、一応、俺に手紙通りのスキルがあるか試してみようとした。俺が余計なことを付け足してしまった。その時、ガイツさんは俺に予想以上の力があることがわかった。それに思ったんだ『これだけの能力があるものに断られるのはまずい』って、」
「なるほど、だからそのまま試験を続けさせようとしたと……でも普通の冒険者はギルドのマスターに頼まれたら断らないでしょ? そんなバレて問題が起きるリスクがある方を選ぶとは思えないわ」
「それは多分、あいつの手紙に書いてあったんだよ。俺の能力能力についてだけでなく性格なんかもね。」
「……なるほど、貴方なら面倒くさがって確かに断るかもしれないわね。貴方、常識ないし」
「おぉー、シンプルに悪口」
「……それで? シュウの言った通りなの?」
「……」
ロイドさん何も言わずただじっと黙って話を聞いていた。
ただ、その目はどこか嬉しさを感じているように見えた
上手くまとまらないぃぃぃ
読みづらかったらすみません
たまに読み返してはいるのですが自分ではわかってても人に伝わらないことがありますので是非ご意見お願いします
追記
まとまってもないのに投稿するもんじゃないですね
振り返って読んでみて全く伝わらなかったです。
結構編集しました。すみません
少し読みやすくなったとは思いますがまだ伝わりづらいところはあるかもしれません