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十七日目~十八日目 オーガ退治

 やっばい、オーガって言われてかなり焦ってしまって、思わず手を組んでオーガと力比べしちまった。だがこの世界ではオーガはそんなに力持ちじゃないようだ。2メートル越えの身体と凄い筋肉なのに、見かけ倒しだった。即座に腕をへし折り、続けて来た三体もあっさりと倒すことが出来た。


 もしかすると、今回は何かのテストだったのかもしれない。ゴブリンよりちょびっと強いモンスターをぶつけて、試験をしてみるつもりだったのだろう。


「いや、オーガも大したことなかったですね、あはは」

「……そ、そうだな」

「あれ、顔色悪いですけど、どうしました? オーガに何かされました?」

「い、いや、大丈夫だ。薬草も充分に見つかったから、帰ろう」


 ジーモスのおっさんに促されて街へと帰る。しかし薬草採取も、こんな少量でいいとは思わなかった。少量なら自分でも探せるし、もっと依頼を受けるべきだろうか。薬草っていうのは、高額なのかもしれない。


 ギルドに帰ると薬草は合わせて銀貨50枚、オーガは討伐で金貨1枚、素材は銀貨20枚だった。驚くぐらいに高額でビックリしたんだが……もしかして、実は強いモンスターなのか?




 翌日、リオーネに変化して、丘をウロウロしたところ、予定通りにオーガにお持ち帰りされた。


 なんかゴブリン、オーク、オーガ、トロールとかは人間の女を襲うらしいので、そういうのもあって人類に警戒されているらしい。討伐報酬が高いのもそれが理由だろう。


 ちなみにオーガのものはオーガサイズだったが、ビックリなことに俺は全然受け入れられた。それで例の如く八割精気を吸って、全員首をへし折って、倒させて貰いました。


 人間とは比べもにならない凄まじい大量の精気に、今までで最高に満腹になりました……ごっつあんでした。


 早速、冒険者ギルドに持って帰って、報償を貰おうとする。カウンターの前へと移動して、いつもの解体屋のオヤジに査定を頼む。


「オーガ20体倒したんで、すみませんがよろしくお願いします」

「……裏に来て並べてくれ」


 俺の言葉に解体担当のオヤジも慣れたもんだ。カイトスのおっさんが頭を抱えていたが、何か悪いことでもあったのだろうか?


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