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一話『終わりより』
初めて小説です、お見苦しいとは思いますが何卒ご容赦ください
「お前はもう終わりなんだよ!地獄へ…、地獄へ!落ちやがれぇッーーーーー!」
青年が叫ぶ。
何故こうなったかわからない。
今まで順調だったはずだ、なのにどうして。
どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして!
悲しみ、憎しみ、嫉妬、恨み、色々な負の感情が駆け巡る。
楽しい嬉しい光り輝くような思い出は一変、炎のようでいて夜闇のような記憶となった。
「滅びてよおおぉぉぉーーーー!!」
少女が叫びながら雷を落とす。呪文を唱えないせいで威力は落ちているが血筋によって生まれる聖なる雷は弱り切った彼には十分だった。
こうして魔王と呼ばれる存在は消えたのだった。