表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Magic Story

作者: 青雨


ある国に、それは美しい少年が居た。


ピアノを愛し繊細かつ大胆な演奏は、

聴く者を酔わせていった。


けれどそんな彼は生活には困って居ないが其ほど裕福でもない、そんな家から出たことがなく。

籠の中の鳥の様な生活に何も見出だせなくなっていたのだ。


そんな下らない毎日の中、その日は雨。

彼は自分の好きな天気の日に失踪した。


家に戻るつもりもなく、行く宛てもなく。

ただ死んでやろうと。


林の中を走り抜いた彼は崖に辿り着いた。

見下ろせば荒れた海が見えるから、

このまま死ねるのではないか。


暫く濡れた服を重く感じながらそんな事を考えていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ