お友達ファイル1~13(本編ではありません)
お友達ファイル1
菅田直以 (すがたなおい)
主人公。元バスケ部員のポイントガード。指揮統率、戦略眼共に高かったが背が低いことでスタメンから外され、以来コーチと対立して部を辞めた。
基本的に非常の人であり、馴れ合いや予定調和を嫌う。
結果周りとは対立しやすく、孤立しがち。
お友達ファイル2
牧原聖
メンサに所属する天才児。作中ではウンチクと解説担当のキーパーソン。非合法なデザイナーズチルドレンであり、本人もそのことを知っている。
親も教師も馬鹿ばかりであり、こんな世の中に価値はないとひねくれた嫌世観を持っていたが、直以と雄太と知り合い、自分にはくだらない問題で四苦八苦している2人を心地よく思うようになっている。
直以には恋愛感情を抱いているが、男女の関係になるより、今の友人関係のほうがいいと思っている。
論理的な思考をする。それは例外を認めない雑な性格ということであり、自分の中で大切な数人を除いて、その他全てを敵と認識している。
お友達ファイル3
遠野梨子
メインヒロインで妹キャラ。パラメータ的にいうなら、運勢Min,悪運Maxな女の子。
幼少時に飛行機事故に遭い両親を失う。そのときに保証金目当ての親戚(子供手当てをパチンコに使うタイプ)に引き取られ、以後冷や飯を喰う日々が続いている。
ちなみに彼女は地震や火事その他の災害も経験しており、その全てに無傷で生き残っている。
自分から動かなければ周りは絶対に助けてくれないということを知っており、自分を殺して周りに尽くそうと必死だが、周りからは便利ちゃん扱いされるだけだった。
ぶっちゃけ、いい子ちゃんで動かしにくいキャラ。
お友達ファイル4
青井雄太
さらさらの髪、整った顔立ち、見た目だけならジャニーズモテ男。だが、その実態は直以に並ぶ鈴宮高校の嫌われ者。
口も軽く、空気を読まない。周りからはそう評価されているが実は違う。雄太は決して自己弁護をしないが、実際には計算し尽した状況で必要なことを述べているだけだ。
それが集団のためになるのならなんでも言うし、空気は読んだ上で無視する。結果、雄太自身を悪者にして集団がまとまるのだ。
雄太は、直以には自分と似たところを見ており、また、直以は自分を理解してくれていると思い、精神的に信頼している。
基本的に雄太は自分を二の次にして常に周りに気を使っており、親友の直以と聖のためなら命を捨てることもかまわないと思っている。
隠れ設定でメカニック担当でもある。
お友達ファイル5
伊草麻里
見た目ギャルの帰国子女。実は銃器のエキスパート。
小学校4年のとき、学校の火事に遭う。逃げ遅れた麻里は、率先して避難誘導をしていた直以に助けられた経験がある。
その後すぐに親の転勤で高校入学までアメリカの田舎で育つ。
麻里は、そのとき地元の学校の友人たちの推薦でミリシア(民兵組織)に通うようになり、そこで本格的な軍事教練を受ける。
麻里自身も家族もミリシアをアメリカのボーイスカウトだと思っており、週末に地域のイベントでオリエンテーリングをする程度の認識だった。
帰国後、直以と再会するが、直以は自分をまるで覚えていなかったため、逆恨みするようになる。
社交的であり友達思いの麻里は、表層的な関係よりも内面的な深い関係を好む。
常に近くにいて仲良くしていなければ交友関係を維持できないような人は友人ではなく知人であり、絆で結ばれた本当の友人ならば、例え長い間離れていても再会すれば昨日会ったように仲良くなれると思っている。
だから、再会した直以が自分を助けてくれた過去どころか、同じ学校に通っていたことすら覚えていないことが許せないのだ。
ツンデレ担当。
ちなみに麻里の所属していたミリシアは政治や宗教的なものではなく昔ながらの地域防衛を目的とした民間の州軍みたいなもの。
お友達ファイル6
木村大地
バスケ部のエース。身長185センチのパワーフォワード。爽やかスポーツマンのモテ男。もし作者がどぶねずみじゃなかったら主人公になれただろう可哀想なやつ。
直以とは幼馴染であり、小学校からの付き合い。昔から直以は弟分であり、絶対の味方だと思っている。
直以が率先して前に出て、大地がみんなをまとめて後から行くという体制は昔からのものであり、それで大地はうまくやってきた。
大地は困っている人がいれば助けずにはいられないいいやつだ。それが人望にも繋がり、大地の周りには常に人がいる。
大地は対立を嫌い調和を大切にしている。それは大地の本質が平時の人間ということであり、ゾンビの大量発生した非常な世界で大地は葛藤しながらも適応(人殺しをなんとも思わなくなることは成長とは言わないだろう)していく。
初期設定ではラスボス指定だったが普通すぎてバイタリティ不足が目立ち、出番も少なくなっている困ったくん。
もし平和な時代なら作者補正もありギャルゲーの主人公のようになっていただろう、やっぱり可哀想なやつである。
お友達ファイル7
荒瀬宏
パーフェクト超人。腐ったお姉さまたちにいじっていただきたいキャラ。
見た目強面の不良。その実、気は優しくて力持ちの超いい人。
ぶっきらぼうな口調と態度で周りと壁を作り、距離を置いている。
だが、宏の性格を知っている幼馴染の清良にいいように使われる苦労人である。
趣味は料理と園芸(正確には農作業)。
ぶっちゃけるのなら初期設定はTORADORAの主人公だったはずだが、原型が残らなくなったキャラである。
お友達ファイル8
進藤紅
1年代表。梨子のライバル。完璧超人2号。
成績優秀容姿端麗スポーツ万能。が、無表情で友達ゼロ。民青所属。
祖父は全共闘(父じゃあ通用しない年代になったんだなあ・・・)で、来るべき世界同時革命のため自宅に実戦空手道場を開き、子供たちに思想教育とゲリラ戦を叩き込んでいた。
紅はそんな祖父から徹底した英才教育を受けて育った。
祖父は紅が中学1年のときに事故死するが、紅はその頃には完成していた。
紅は、ショートキルにおいてはほぼ無敵だが、集団をまとめることに関しては苦手で、コンプレックスを持っている。
だから、同じように苦しみながらも、実際に指揮を取っていく直以を目で追うようになる。
あらすじでも書いたとおり、どぶねずみは共産党批判などをする気はまったくありません。
紅は社会主義者というより民主主義至上主義者で、自分の意見より全体の意見を尊重します。
クーデレ担当。
お友達ファイル9
小峰卓也
科学部部長の3年。キーパーソンではあるがアドベンチャーゲームだったら立ち絵もないだろう人。
2階から落ちて足を骨折したところを直以に助けられる。が、そのとき伊草麻里のファンになる。
直以とはなかなか絡まないから出番は少ないが、影ではいろいろ活躍しています。
お友達ファイル10
門倉健司
直以や大地と同じ学年でバスケ部のポイントガード。
中学時代は引っ込み思案で友人も少なかった。それは高校も入ってからも同じだったが、同じポジションである直以と仲良くなり、直以を通じて、自然と大地のグループに所属するようになる。
直以より身長も身体能力も高いにも関わらず、リーダーシップに劣っているために評価が低いことに反感を覚えていた。
直以がバスケ部を辞めたことを2番目に喜んだ人物。ちなみに、1番は聖。
ゾンビ発生後は、大地派のひとりとして活躍するが、大地は依然として直以を頼っているのが嫌で嫌でたまらない。
性的な意味じゃない男の嫉妬を直以に抱いていく。
……そういうの、表現できるといいなあ。
お友達ファイル11
須藤清良
鈴宮高校生徒会副会長。見た目絶世の美女。が、その尻には先の尖った黒い尻尾が生えている。
常にトラブルを探し、なければ種を撒くというトラブルクリエイターで、他人が困っているのを見て影で腹を抱えて笑うという性格破綻者。
トラブルを探すために全体を見渡す能力、物事を(悪いほうに)進めるために計画立案と実行能力、保身のために人身掌握能力に優れる。
清良が副会長なのは、なにかあったときに会長に責任をフルに被せるため。
苦しくもゾンビ発生後の世界でそれらの能力を発揮してリーダーとして活躍していく。本人の思惑とは裏腹に。
独自の味覚と調理理論を持っており、思いついたように突然料理をする。それの試食も含めて清良の後始末をするのは幼馴染の荒瀬である。
見た目不良、中身いい人の荒瀬の真逆で作ったキャラ。
どぶねずみは、なんとかセイラさんを使って愛と友情満載の道徳小説から逸脱したい所存。
お友達ファイル12
外岡皐月
2章から登場。ちびっこドクター。ようやく出てきた大人、でもちびっこ。
見た目は座敷童子が池袋辺りでキャバ嬢やってる感じ。
高校までは真面目一筋で暗い青春の中、医大に合格。だが、遊びまくった大学生活で今までの全てを台無しにしたちびっこ。
それでも医者の免許を取得して鈴宮市の病院に就職できたが、研修医半月でゾンビ発生。その日は休み、前日は製薬会社の接待で深酒。目が醒めたら世界は一変していました。
子ども扱いは嫌だが大人扱いも困る。器具も薬もない状態で医者なんてできるわけないじゃん!
お友達ファイル13
内藤晴美
2章から登場。三つ編みメガネのオパイ子ちゃん。鈴宮高校2年で直以たちと同学年。
大地以上に普通人。それゆえに保守的で保身的。
救助隊を心から待ち望んでいたひとり。だが、今までの常識が通用しないことがわかると、晴美は保身のための行動を開始する。
どぶねずみは、外見などは、聖の煙草と同じように特徴付けのひとつにすぎないと思っています。ビジュアルで漫画やアニメに勝てるわけないし勝つ必要もないし……。
ですが! 晴美の胸の揺れだけは必死で表現してみます!
どうも、どぶねずみです。
お友達ファイルはキャラを作るときに書いた覚書程度のメモを後書きに載せていたものです。
が、この小説自体にも言えることなんですが、誤字脱字が多くておまけにファイルナンバーまで重複する始末。
後書きを修正するという恥ずかしいことになっていました。
全修正の代わりにまとまったのを載せた次第でございます。
小説を読む一助にしてくださいませ。