14. 女蛮族の流儀③
二人が【第一壁】の門を抜けると、開けた空間に出る。
円形の空き地だ。そしてその中心に迷宮の入り口がある。
微風を頬に受けてカイルが見上げると、そこには迷宮を囲む外壁によって円形に切り取られた空がある。まるで巨大な井戸の底から天を見上げるような景色だ。
この感覚は、迷宮の大穴に入るとさらに強くなる。まるで自分が、井戸の底を這う小さな虫にでもなったかのような、心細い気持ちになるのだ。
頭上高くには世界を照らす偉大な神の灯火、【天央の燈篭】が橙色の光を放っており、その周囲には、神樹の幹と枝でできた【竜の巣】が、燈篭を守るように――あるいは閉じ込める檻のように――虚空に枝葉を伸ばしている。
【天央の燈篭】のさらに向こうには天の大陸があるのだが、逆光のせいで少し見づらい。
この空き地には、巨大な魔物の骨がいくつも転がっている。
一年前の魔物の氾濫によって溢れ出た魔物たちだ。
迷宮内とは違い、外で倒れた魔物たちは迷宮に吸収されることなく亡骸を晒す。
ここで冒険者や騎士たちに倒された魔物を、片付けずにそのまま残してあるのだ。
迷宮の奥にどういった存在が棲んでいるのか、ここを通る冒険者たちに理解させるために。
横目に巨大な骨を見ながら他の冒険者たちと共に進むと、迷宮の様子が見えてくる。
それは、まさしく巨大な黒い縦穴だった。
直径三五Mにもなる円形の穴の周上にはいくつもの装置が設置されている。
ぐるりと大穴を囲んで、なにやら大量の鎖が巻き付いたドラムのような物やら、その鎖で吊り下げられた足場のような物やらが、いくつも設置されているのだ。
これは、【十一騎士団】と呼ばれる迷宮都市最上位に君臨する騎士団や冒険者クランのみが利用できる、大穴の中を移動可能な昇降機だ。
それらの装置の間にひとつだけ、階段が付いた木製の足場があり、冒険者たちはその階段を下りていく。
カイルとヨナの二人も、周りの冒険者の後に続いて階段を下りる。
巨大な円筒形の大穴の側面に沿って、螺旋状に設置された階段だ。
木製の階段は、真ん中のあたりがすり減っていて、踏むとギシギシと音が鳴る。
装備を固めた冒険者が歩くための階段だ。見た目よりも丈夫にできているはずだが、どうにも頼りなく感じる。
下を覗き込めば、大穴はどこまでも深く、地の底にまで続いているように見える。
時折、地下からは冷たい風が吹き上がって来る。
やがてカイルの頬に白い雪が落ちかかる。
息が白く煙り、手がかじかんでくる。
夏だというのに、迷宮の瘴気に当てられた精霊の仕業だ。
「ううぅぅぅ……」
手を擦りながら、カイルが噛み合わない歯をカチカチと震わせる。
「雪の日に迷宮に入るのは初めてだったカ?」
「……ああ」
「我慢しロ。魔物の巣に入ってしまえば大分マシになるからサ」
「…………わ、わかった」
足元の階段には既に、雪が薄く積もり始めている。
歩く冒険者によって踏み固められ、さらにその上に雪が積もる。あまりに長く雪が続けば、階段は最終的には滑り台に変わるのだ。
「うわっ!」
十分に注意していたつもりなのに、カイルは足を滑らせた。態勢を崩して身体が泳ぐ。
だが危ないところで、カイルは腕を掴まれた。強引に引っ張り上げられて、なんとか転ばずに済んだ。
「ったく、カイルはなにをしているンダ。世話が焼けるネ」
「……ゴメン」
呆れたヨナにため息をつかれて、カイルは肩を落とした。
オオオオォォォオオオオオオオォォ…………
地の底から、人の声のようにも、風が唸っているようにも聞こえる音が響いてくる。
高く、低く、長く、短く。波をうった不吉な音は、混沌の眷属たちの怨嗟を乗せて不埒な侵入者どもの胸を震わせる。
もしここで誰かが、あれは地下もっとも深いところにいる、この迷宮の主と呼ばれる強大な魔物が叫び声を上げているのだと言えば、恐らくカイルはそれを信じたであろう。
実際にはいまだ迷宮の主のもとにたどり着いた者はいないので、誰にも知りようがないことではあるが。
カイルは生唾を飲み込む。
(もう何度も来てるけど、まったく慣れないな)
二〇年余にわたり侵入者を寄せ付けなかった深層迷宮。
【混沌の海】に巣くう邪神どもが、この世界そのものに対して穿つ破滅の大穴だ。
(しかし、この大穴の底に【核】があるなら、一気にここを降りてしまいたくなるよな)
【迷宮核】と呼ばれる魔石。その名の通り、それがこの迷宮の核となる石だ。
【核】があるから迷宮は成長するし、【核】を破壊すれば迷宮自体を破壊できる。
そしてその【核】はこの大穴の一番底にあるのだ。
このまま、この大穴を底まで降りていけるのならば話は早い。
だが、それは不可能なのだ。
それができるのならば誰でもそうするだろうが、どれほどの英雄でも大穴を最下層まで降下することはできない。
いや、まだできたばかりの浅い迷宮ならばそれも可能だろうが、少なくともここ、ナルム迷宮のような深層に達した迷宮では不可能だ。
なぜなら、この大穴を下降する者にはそこら中から魔物が群がって来るからだ。
この大穴には数えきれないほどの数の横穴が開いており、その先は文字通りの魔物の巣だ。
そして魔物は大穴を下降する者がいれば、巣から現れて冒険者に襲い掛かるのだ。
ただでさえこんな、ほぼ足場もない大穴を降りている最中に、そこら中の横穴から魔物の大群が現れて一斉に襲い掛かられればどうなるか。
この都市で最強と名高いラーサス騎士団ですら、昇降機を使って大穴を降下するのは七〇〇Mが限界だという。
だから冒険者は、この大穴を降りる代わりに、横穴に入り、迷路と化した魔物の巣の中を進むのだ。
当然ながら魔物には出くわすが、身を隠す場所もない大穴で、全方位から現れる魔物の大群に飲み込まれるよりは幾分かマシというものだろう。
やがてカイルが降りる木製の階段は、大穴の中で一番入り口に近い位置に開いた横穴に繋がって終わる。
「よし、ここからが本番だ」
横穴に入ると、入り口近くのごつごつとした岩肌の上をビロードのような柔らかな苔が覆っている。
通路の横幅は六~七M、高さは四Mほどだろうか? しばらくは大体同じくらいの広さの通路が続くことになる。
一応は武器を振るだけのスペースはあるが、激しく動いて戦闘をすれば、すぐに壁にぶつかってしまいそうだ。
(フォルドは大剣を使うけど、よく壁やら天井にぶつけずに振り回せるよな)
迷宮でフォルドが背負う大剣を思い浮かべながらカイルは思う。
あれを問題なく振るうには、まずは無意識に障害物を把握できるくらいにならなければならないのだろう。
魔物と戦いながらいちいち壁や天井の位置を気にしてはいられないのだから。
カイルの周囲には、思い思いの装備を身に着けた冒険者たちが同じ方向を向いて歩いている。
たまに逆から戻って来る冒険者とすれ違うこともあるが、滅多にない。
ほとんどの冒険者は、小剣か短剣を構え、布か革の防具を装備している。
長剣や槍などの長物の武器を持っている者はいないわけではないが、少数派だ。
やはり長物の武器は取り回しが難しいのが理由だろう。
カイルと変わらない歳の冒険者も、それなりにいる。見た感じではまだ駆け出しの冒険者が多そうだ。
だが、そんな駆け出したちの中にも違いがある。
こんな浅い階層なのに、既に緊張してしきりに周囲に視線を投げる者たちと、まるで街中を歩いているように、緊張の欠片もなく仲間と談笑しながら進む者たち。
(どちらが正しいのだろう?)
迷宮の中だというのに油断しきっているのもどうかと思うが、こんな浅いところからガチガチに緊張しているのもあまりよくない気がする。
ヨナだったらどうだろうか?
チラリと視線を向けるが、まったく緊張している様子はない。
(でも、落ち着いて見えて最低限の警戒はしているはずだよな?)
そう考えて、ヨナの姿をお手本に(したつもりで)、さりげなく周囲に気を配る。
迷宮は、時折枝分かれしながら、徐々に地下深くへと下っていく。
やはり道が分かれるときは、分かれた通路の先が気になる。
暗い道の奥から、突然魔物が突進してきそうな気がするのだ。
少しずつではあるが、周りにいた冒険者たちも、本道を逸れて脇道の先へと消えていく。
恐らく彼らはその道の先で魔物を狩るのだろう。
本道にいるうちはあまり魔物には遭遇しないのだから。
今自分がいるのが本道かどうかは、迷宮の天井を見ればわかる
本道の天井には、――表層域に限ってだが――組合が魔石の灯りを設置しているのだ。だから本道にいる限りは自前の灯りはほぼ必要ない。
ここを外れなければ道に迷う心配はないし、多くの冒険者が通るから、遭遇する魔物も少ない。
道中、ヨナからは特にカイルに対して、注意や指示のようなものは一切なかった。
面倒くさそうにしながらも色々と指示してきたレイクとはまったく違う。
口うるさいレイク監視下の探索はやり難かったけれど、あまりになにも言ってこないヨナも逆の意味で少し居心地が悪い。
カイルが少し後ろを歩くヨナを振り返ると、楽しそうな笑顔がカイルを見返す。
まるで鼻歌でも歌いだしそうな表情だ。昼の街中でこれから美味しい食べ物でも食べに行くような感じで、暗い迷宮の雰囲気からしてみれば異様ともいえた。
(ま、いいか。なにも言ってこないってことは好きにやっていいってことだろ)
カイルはヨナのことは気にしないことにした。
自由に迷宮探索をできる機会は、カイルがずっと望んでいたことだ。
レイクのように途中でストップをかけたり、戦闘に割り込まれていてはいつまで経っても強くなれそうもない。
その点どうやらヨナは、自分で言っていた通り放任主義のようだ。カイルにとってはありがたい監視役だ。
しばらくして、カイルはいつもと同じように【小鬼の狩場】に着いた。
今日も数組のパーティが、ここを文字通りの狩場にして小鬼と戦闘をしているようだ。
カイルが手ごろな魔物を探して入り口のあたりから狩場を見下ろしていると、今まで黙っていたヨナが口を開く。
「カイル、こんなところで戦ってる暇はないゾ。立ち止まらないでさっさと先に進むンダ」
「え? そうなのか?」
実際、ヨナがカイルに少し無茶をさせてくれると言ったのを聞いたとき、カイルもそれを考えないわけではなかった。【小鬼の狩場】を越えて迷宮の奥に進むことを。この先の迷宮の様子や、出現する魔物を知っておくことも、カイルの目的を考えれば大事なことなのだから。
ただ、いかんせんカイルの魔力が心もとない。
この前も【小鬼の狩場】で数度、戦闘をしてから地上に戻るだけで、魔力がギリギリだったくらいだ。いや、むしろギリギリアウトだったと言ってもいい。
迷宮を出る直前に、軽い迷宮酔いになってしまったのだから。
この先に進んだところで、限られた時間の中で上手く魔物が出現するとは限らない。
最悪、一度も魔物と戦闘できないまま、迷宮酔いになって引き返さざるを得なくなる可能性だってある。
せっかく自由に探索できる機会が無為に終わるのは避けたい。
それならば、小鬼ばかりとはいえ魔物の出現率が非常に高いこの狩場で、【混沌の雫】を稼いだほうがいい気がする。
ここが新米冒険者御用達の狩場とされているのには、ちゃんと理由があるのだから。
だから、いくら無茶をさせてくれるとはいっても、この狩場で普段よりも長い間狩りをさせてくれるくらいにカイルは考えていたのだ。
「先に進めるなら進みたいけどさ、魔力が足りないんだ。だから今はまず、小鬼でもいいからできるだけたくさん倒したいんだ」
【混沌の雫】を溜めて、ランクアップができれば魔力も増えるはずなのだ。
先に進むのはその後にしたほうがきっと、効率がいい。
「……ウン? もう魔力がないのカ? ちょっと確かめさせてもらうゾ」
そう言うと、ヨナはカイルを正面から抱きしめる。
「えっ、ちょっ、な、なにを……!」
「静かにしなヨ」
カイルを宥めるように言うと、ますます身体を密着させる。
カイルとヨナの背の高さは、少しカイルのほうが低いくらいであまり変わらない。鼻がぶつかるくらいに接近してカイルは焦る。
だが、もちろんヨナは別に、カイルを誘惑したいわけではない。
「……ウン。ホントに魔力があまり残ってないネ。ただ迷宮内を歩いただけなのに、ここまで減るなんて、カイルは魔力が少なすぎるヨ」
ヨナの、魔力を感知する能力は高くない。
だがここまで密着すればなんとなく、相手の魔力を感じ取れるのだ。
感覚としては一番近いのが『熱』である。魔力は熱のように肌に伝わってくるのだ。
魔力が多ければより熱く感じる。(もちろんこれは比喩であって、本当の意味で熱を感じるわけではないが)だがそれだけではない。実際はもう少し複雑で、個人個人に特徴がある。肌に伝わってくる魔力の感覚がそれぞれ違うのだ。
例えば今ヨナは、カイルの魔力から炎の属性を一番強く感じている。風もそれなりにあるが、あまり活発に働いている感じではない。地の属性は弱く、水はほとんど感じなかった。
そして、それ以外の属性――光や闇、氷などを体内に持っている者は稀だ。カイルも例に漏れず、それらの属性が体内で働いている様子はない。
簡単ではないが、慣れてくれば相手の姿が見えなくとも、このような魔力の特徴によって相手が誰か判別がつくようになる。
もっとも、魔力を感知する能力には個人差があり、ほとんど感じ取れない者もいる。
カイルはどちらかといえば感じ取れるほうだが、それでもかなり相手に近づく必要がある。
手を伸ばせば触れられるくらいに近づけばやっと、相手の魔力が感じ取れる。
それに対して、例えばフォルドの魔力を感知する能力はずば抜けている。
建物の外から、中にいる冒険者の人数を正確に当てられるほどだ。
肌が触れるくらいの距離でやっと感じられるヨナとは雲泥の差だが、普通の冒険者は大体そのくらいで、フォルドのほうが異常なのだ。
そしてそのヨナの感覚によれば、カイルの魔力は非常に少なかった。今すぐ迷宮の出口に向かったほうが良いと思えるほどに。
「今更だけど、カイル、よくその魔力で冒険者になれたナ……?」
またしても呆れたように、ヨナが何度目かのため息をついた。
本来、魔力の量の多寡に関わらず、希望者はだれでも冒険者になれることになっている。あくまで建前では。
だが、あまりに魔力が少なければ冒険者としてやっていくことは難しいので、向いていないと門前払いを受けることになる。
カイルの場合はギリギリではあったが、一応基準を満たしたので冒険者になることはできた。だが、魔力の少なさは不利な条件であることに変わりはない。
「仕方ないナ。これを飲メ。……全部は飲むなヨ。カイルの魔力量ならほんのひと口、舐めるくらいで十分ダ」
そう言ってヨナは、カイルに小瓶に入った魔法薬を投げてよこした。
「これって……」
「ああ、魔力回復薬ってやつダ」
「やっぱりか!」
ただでさえ魔法薬は高い。
その中でも魔力回復薬はバカ高い。
恐らくこの小瓶ひとつで、大金貨が数枚飛んでいくはずだ。
「言っとくが今日は特別だゾ。本当はカイルに飲ませるにはもったいない代物なんだからナ」
それはそうだろう。
新米冒険者が使うようなものではない。大体こんな金のかかる消耗品を買う金があるなら、装備品を買う。
ヨナはひと口で十分だと言っていたが、そのひと口分でさえ金貨何枚分になるやらわからない。
言われた通りひと口舐めたカイルだったが、案外甘い味だったのが意外だった。
ちなみにどんな味だったら意外じゃなかったかといえば、……多分金貨のような味だろう。
「これで魔力のほうは問題ないナ。じゃあ先に進むゾ」
「……それはいいんだけど、どこに行くんだ?」
カイルが訊くと、ヨナは足を止めずに答える。
「ほら、歩きながら教えてやるから、カイルも足を動かせヨ。せっかく回復した魔力がまたすぐ減ってしまうダロ?」
そう言われればカイルに反論の余地はない。
ヨナの横に並んで足を進める。
「……昨夜マスターに無理難題を押し付けられて、ワタシも考えたンダ」
「なにを?」
「どうすればカイルを満足させられて、しかも間違っても死なないようにできるかを、だヨ」
「…………それはどうも、面倒をおかけしました」
カイルは気まずそうに謝罪した。
その無茶な注文をしたのはカイルではないが、原因を作ったのは間違いなくカイルだ。
ホントだよ、とヨナは真面目な顔で頷く。
「リスクとリターンは普通セットだってのにサ」
ハイリターンを目指すなら、ハイリスクは覚悟するべきだとヨナはブツブツと愚痴る。
「マスターが絶対に死なせるな、なんて言うから、ワタシも随分頭を悩ませたけど、やっとひとつ思いついたンダ。その虫の良い注文を叶える方法を、ネ」
「そんなのがあるんだ」
カイルは目を見張る。そんな都合の良い方法が本当にあるとはびっくりだった。
もし本当にそんな方法があるのなら、冒険者はみんなその方法を選びそうなものなのに。
でもそんな話を、カイルは今まで聞いたことがない。
「普通の冒険者がやるようなことじゃないからネ」
「……それってどんな方法さ?」
「女蛮族のネ、一部の氏族が成人の儀式でやることなンダ」
「女蛮族の、成人の儀式?」
ヨナはコクンと顎を引くように首肯して続ける。
「ワタシも、今回のことがあるまでそんな話は忘れてたんだけどネ。なんでも、その儀式をやると、通常よりもずっと多い【混沌の雫】が手に入るらしいンダ」
「ってことは、その儀式ってのは、魔物を倒すのか?」
そうでなければ【混沌の雫】は手に入らないはずだ。
「そうダ。見事魔物を倒して勇気を示し、大人と認められるってわけサ」
「なるほど。それは女蛮族らしい儀式だね」
そこは理解した。だが、普通よりもずっと多い【混沌の雫】が手に入るというのは本当だろうか?
本当だとしたら、それはどんな儀式で、どんな魔物を倒すのか。
成人前の子供がやる儀式で、そこまで大量の【混沌の雫】が得られるとはとても思えない。
例の――無茶をすれば多くの【混沌の雫】が手に入るという――ヨナの話が事実なら、なにかよほどの無茶をするということなのだろうか?
だが、そんなカイルの疑問には答えずに、
「そのへんは、まぁあとのお楽しみだネ」
と、ヨナは片目を瞑って見せた。




