表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/270

911~920

■2024年11月29日

国からの私掠船免除も貰い、俺たちゃ海賊として上手くやってきた。けど自国の船まで襲ったのはやり過ぎたか。免除を失ってしまう。

「どうしやす、お頭」

「なあに簡単だ。他の私掠船から免除を奪えばいい」

「流石、冴えてるぅ!」


各国が海軍を整備させ私掠船制度がなくなる、直前の時代だった。


お題・上手い海賊



■2024年11月29日

私には婚約者がいた。しかし別の男に決闘を申し込まれ敗北。私はその男と結婚する。いわゆる略奪婚。周囲からは可哀相にと気の毒がられている。


それにしても婚約者は最低の酷い男だった。だから今の結婚に私は満足している。今の夫に私を略奪させるよう、彼の心を奪っておいて本当に良かった。


お題・奪いあい



■2024年11月29日

エリートは大衆どもを見下していた。大衆は愚かなままで構わない。賢いと支配がしにくくなる。学なぞ必要ないのだ。


「とエリートさんたちは思ってるんだって」

「まあ俺たち、実際に国を動かす大衆たちで、エリートを囲い込んでないと」

「馬鹿に動かれると鬱陶しいからな」


お題・愚かな者たち



■2024年11月30日

僕はいじめられていた。

「オラ、金出せよ」

「どうして自分がこんな」

「お前は俺のATMだからな。金を出す義務があるんだよ」


という一部始終を録音しておいた。いま彼は警察に連れて行かれようとしている。

「どうして俺がこんな目に!」

「そりゃ、人のお金を使った責任があるからでしょ」


お題・ATM義務



■2024年11月30日

冒険へ出る前に、武器のエンチャントを頼んだ。

「俺は腕利きだぜ。なにせ術が永続する」

と言ったのに、術は早々に弱まる。剣の魔力はないも同然だ。当然その冒険は苦労した。帰ったら術者は逃げてるし。


だが永続というのは本当らしい。あれから数十年。剣が錆びてなくなっても、魔力は残っている。


お題・永続付与



■2024年11月30日

彼女との同棲生活でした約束。家事の当番をサボったら、貯金箱へ罰金。その際必ず、これも将来のためだからと言われた。


けど今や彼女はいない。家事の分担もなくなって用済みか。僕は陶器の貯金箱を打ち壊す。すると

「これも将来のためだから」

硬貨と一緒に貯まっていた彼女の声も溢れて聞こえた。


お題・そのために貯めた



■2024年11月30日

傑作と呼ばれる泣きゲーがある。ストーリーは攻略キャラたちの不幸を解決するというもの。その続編を作るため、再びキャラたちが集められた。

「というわけで君たちには再び不幸になってもらいます」

上がる悲鳴。

「じゃあ君はどう不幸になってもらおうか」

「ここに集められたのが既に不幸だわ」


お題・泣きゲーの続き



■2024年12月1日

「嘘をつくとね、お天道様が見ているからバレるもんだ」

長屋の八っつぁんの言葉に、熊さんは驚いた。

「本当かい。だったら曇り空ならバレないかね。いやいっそ雨だったら」

「おいおい、こいつは例え話さ」

「何だ嘘かい。いいか熊さんや、嘘をつくとね、お天道様が見ているよ」


お題・嘘とお天道様



■2024年12月1日

私には産まれる前の記憶がある。確かサイコロを振り、ステータスを決定するのだ。それによると私は筋力は低く、知力が高い。


そうやって自分の傾向を予め知っていられたのは幸運だ。能力に合った進路を選べば良いのだから。


後はその記憶が真実かどうか賭けるだけか。ああ、幸運値が高ければなあ。


お題・キャラメイク



■2024年12月1日

「近頃の文学は堕落した! 馬鹿な大衆向けでなく落語のような伝統が」

「なに言ってるんだ、落語こそ大衆向けだぞ」

「それは例えに過ぎず、私の話を理解しようともしない輩こそ……」

「ああ、落語のことを知らないんだな。落語らしいオチもなければ、下らない」


お題・落語を知らない

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ