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■2024年5月16日

うちの息子はよく、口から先に産まれたと言われるくらいに喋りまくる。けどこれもまた成長だと、親としては嬉しい。しかし最近は


「YouTubeでね、宿題はやらなくっていいって言ってたの」

言い訳ばかり上手くなっているのも、また成長のひとつだと思えばいいのか。親としては微妙なところだ。


お題・姑息な成長期



■2024年5月16日

ストレス軽減のため、軍隊内でのジョークが義務化してから一年。ストレスで体を壊す者は増加。どうやらジョークの強制化や、上官のジョークに笑わせるパワハラが横行したらしい。制度を始めた将軍は悩んだ末にこう発言した直後、責任を取り更迭されている。


「面白くない駄洒落はやめなしゃれ!」


お題・駄洒落の行軍



■2024年5月17日

私は時間アレルギーだ。体感時間が遅くなったり、遅くなったりの、急な変化で肌がかゆくなってしまう。一度発症すると、苦痛で体感時間は更に長くなる。するとアレルギーは悪化して、更に体感時間が長くなる。


これが最近は酷くなってきた。医者から君は、やがてブラックホールになると言われている。


お題・時間アレルギー



■2024年5月17日

幼馴染みの彼女が、いきなり下宿に来た。涙で化粧は崩れ、髪もボサボサ。何があったか分かってる。あの彼氏が二股かけていたのだ。喧嘩別れしたのだろう。家はさながら避難所みたいなもの。


そう、知っている。彼女が恋で何度ひどい目に遭ったとしても、僕のことを好きになってはくれないことも。


お題・全部知ってたよ



■2024年5月17日

呪詛魔術により他者へ危害を与えるのが禁じられた結果、今の契約魔術だけが知られているが。かつては一大系統の魔術であった以上は独自の術式を持っている。


だが契約魔術を結ぶのは、かなり重要な事態の時だけ。どうしても字が震えてしまう。ゆえに契約魔術の書き手はいつも重宝されている。


お題・書誓体



■2024年5月17日

未来の博物館にて。

「太古において、接客は人がやっていたそうだ」

「接客? ああ、商品購入の手続きも人間がやらないといけなかったのか」

「対人ストレスも酷かったらしく、そこへ訪れた転換期を記念するのが、このモニュメントだ。まだ電源は生きてるらしいぞ?」


「そこをどいて欲しいニャー」


お題・接客の碑



■2024年5月17日

「最後はヒロインを殺して終わろうと思うんだ」

「私はそのヒロインが大好きなのに酷いわ!」

「でないと辻褄が合わないんだ。仕方ないだろ」

「そんな作品は読みたくない。いっそ、ここにある棒でお前の息の根の方を止めてやる!」

「私の人生がバットで殴られてエンドを迎える!?」


お題・バッドエンド



■2024年5月17日

「人気も低迷してきましたし。そろそろ終わらせて欲しいかなと」

「といっても、主人公がいきなりの事故死でもするしか手段は」

「じゃあ、それでお願いします」

「やれやれ、なんて収まりの悪い終わり方だ。作者にとってもバッドエンドじゃないか」


お題・バッドエンド



■2024年5月18日

ある炎上系アカウント。今日も炎上して、低評価カウントだけが伸びた。

「クソが! まあ俺は課金して低評価がリセットできるから良いけどさ。しかし何を炎上してるのか、コメントでも読んでみるか」


「こいつまた低評価リセットやってるぜ。バレバレだっつーの」


お題・低評価リセットボタン



■2024年5月18日

「量だ!」

「質だ!」


「おいおい、アイツら何を喧嘩してるんだ?」

「気象予報のデータに大事なのはどちらか、言い争ってるんですよ」

「勘弁してくれよなあ。僕は朝から低気圧で頭痛がしてるのに」

「なるほど、質や量でもなく、圧力だと」


お題・天気の量と質

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