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■2024年11月8日

辺鄙な村にサーカスがやってきた。チラシにはこうある。


奇跡が魔法か、ひとりでに踊る紙の舞子。


それで楽しみに来たというのに、どうということはない。紙きれに丸見えの細糸を繫げて、ひらひら操っているだけだ。


これには村人たちもガッカリした。

「俺ら新聞紙のチラシに踊らされたな」


お題・紙舞踏



■2024年11月8日

眼鏡の度が合わなくなってきた。だけど新しいのを買うお金がもったいない。そうだ。ごくたまに、眼鏡をかける際、何かの角度で視野が鮮明になることがある。あの状態を探そう。


眼鏡を色んな角度から覗き込む。すると見えた。クリアな風景と、血の滴る生肉を食らう影。


うん、眼鏡は買い換えよう。


お題・度の合う眼鏡



■2024年11月8日

動物の性質を持った亜人、獣人。獣人大陸には多種多様な獣人たちが住む。犬、猫、狐、狸、豚、熊、鳥、トカゲ、蛙。


そんな獣人大陸で新たな獣人が見つかる。その種は元となった動物のせいか、特に残忍な性質を持っており。殺し合いを止めようともしなかった。


その動物の名は「ニンゲン」という。


お題・けだもの



■2024年11月8日

何年も闘病してきた夫が亡くなった。葬儀で表情を歪ませる私に、周囲は気の毒がる。


夫の末期は本当に大変だった。自暴自棄になり、子供は家に帰らなくなる。結果、世話をする私に当たり散らした。それがいなくなった。


思わず浮かぶ笑みを我慢して、上手に泣き顔ができてるかと私は心配した。


お題・涙の裏で



■2024年11月9日

「昔のことなら謝る!」

イジめていたn田はすっかり筋肉モリモリになっていた。あれで殴たらどうなるか。助けは来そうにない。

「もう大人なんだから、いいかげん丸くなれよ」

「それも一理あるな」

すると物陰から俺がイジめていた連中が大勢ぞろぞろと現れる。


俺は丸く囲まれて仕返しされた。


お題・丸い復讐



■2024年11月9日

すっかり遅くなった。電車に揺られるのは私ひとり。アナウンスが流れる。

「○○行き、本日最終となります」

途端、車窓から見える町の灯りが消えた。黒い山のシルエットは崩れ、星々は地に落ちる。「本日」が終わってしまう……


……と良いのに。涙を拭きながら、何もかも、世界の滅びる夢を見る。


お題・最終電車



■2024年11月9日

モンスター退治で失敗し、腕を半ばから失った。そこへインチキ錬金術師が現れる。遂に万能薬エリクサーを開発しました。これを飲めば欠損部位も生えてきますよ。


選択の余地はない。思い切って薬を飲んだ。


すると半ばから欠損した腕が、胸のとこから、にょきっと生えてきた。


お題・欠損部位回復ポーション



■2024年11月9日

昔付き合ってた男に誘われた。告白したいことがあるという。

「実は後悔してるんだ。お前と別れたこと」

そう。


私は知ってる。コイツは、付き合ってた女にフラれたばかりだと。


「実は私もアンタに告白したいことがあるの」

期待するような目。

「別れてからというもの、毎日充実して満足してるわ」


お題・互いの告白



■2024年11月10日

流行のアニメとコラボでラッピング電車をやることになった。当日は黒服、眼帯、腕に包帯のファンで満員御礼だ。

「しかし近頃も中二病なアニメってあるんだな」


味を占めて数年後、また同じアニメとコラボをすることに。しかし今度は人が来ない。どうも飽きられたらしい。

「若者の好みは超特急か」


お題・中二病電車



■2024年11月10日

生々しいチクワが出来上がってしまった。練り物だとしても、魚は生きの良い方が美味しくなるはず。そう考えて作ったら色がグロい。


失敗だ。これは生きの良さが足りなかったのだな。と再チャレンジした。


輪を掛けて生々しい竹輪になった。

お題・生々しいチクワ

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