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■2024年11月5日

魔王軍との戦争において、死者を蘇らせる神殿の存在は重要だ。


前線への参加を求められた結果、個人で神殿の機能を果たせる「僧侶」の出現。魔王軍の攻撃目標となったため、装甲を付与した自走神殿戦車の発明。とうとう、体内に神殿を埋め込んだ改造人間も生み出された。


魔王「神殿って何だっけ」


お題・神殿の戦い



■2024年11月5日

父はいわゆるワーカホリックで、頼まれると嫌と言えない性格だ。おかげで他人の余計な仕事まで抱え込んで毎日残業。とうとう過労で倒れてしまった。以来、家族で支え合い何とかしてきた。そして、ようやく父の退院。

「これで、ようやくゆっくりできるね。何がしたい?」

「まずは仕事を探さないとな」


お題・ワーカホリックの回復



■2024年11月6日

「アメリカ大統領選挙、どうなるかな」

「どっちでも構わないよ、あんな茶番劇」

「おいおいノリが悪いな」

「どうせなら楽しいのを見たいもんだ。そうだ、例のミュージカルへ行こうぜ。そろそろ開演してるだろ」

「もう終わった。その劇、先週」


お題・げきせんしゅう



■2024年11月6日

ジョブの鑑定は天から授かり物だなんて信じてるのかい? 結局は鑑定士への金次第さ。


モヤシ貴族も騎士に、甘ったれた王子様も勇者にしてやるさ。相応の金をくれるならね。


そんなので世の中大丈夫かって? 大丈夫じゃないかね。金で鑑定士になれた俺がこうして甘い汁を吸えているのだから。


お題・ジョブ鑑定商売



■2024年11月6日

隣のお姉さんがペットを連れて散歩していた。ところがリードに繋いだ首輪になにもいない。念のために覗き込んだけど、青い空しか見えない。

「何を散歩させてるの?」

僕が問うても、お姉さんは「分からない?」と笑うだけ。


「じゃあね」

とお姉さんがリードを引くと、青い空が「わん」と鳴いた。


お題・カラの首輪



■2024年11月6日

核戦争から百年。人々の協力により世界は復興しかけていた。そんな矢先にシェルターが見つかる。


中は宝石札束だらけなのに、汚物まみれ。旧世界の支配者たちが、どうやら互いに殺し合ったらしく、生き残りはいない。


核戦争の生き残りは感謝した。このシェルターが旧世界の汚物を防いでくれたと。


お題・汚い核シェルター



■2024年11月7日

「入ったが最後、何人も戻ってこれない。ゆえに付いた名が『消滅海』」

と説明された地は、広大な荒野だった。

「消滅海と言いますが、これじゃ消滅さ……」

砂漠と言おうとして止められる。

「消滅海からは海水も消え失せた。もしもその名で呼んで、地面すらなくなったらどうなるか」


お題・消滅海



■2024年11月7日

モンスターの毒には様々な効果がある。今回仲間が受けたのは、魅力度の上がる毒だ。体調の問題はないからと、そのまま迷宮から帰ったら大変。モテてモテて大騒ぎ。美女と結婚直前に毒が切れフラれた。


以来あいつは、あのモンスターを必死に探している。あのモテ経験で、心が毒されたのかもしれない。


お題・魅力度の上がる毒



■2024年11月7日

良い男に会えた。顔よし、性格よし、金もあり。ただ既婚者だった。

「なんで良い男には先に女がいるんだろ」

飲み屋で悪友に愚痴る。

「男の方でも似たこと言ってると思うよ」

「いやさ、私の方が先に良い男と会えればさ」

「アンタが良い女なら先に会えたんじゃない?」

と鼻で笑われた。


お題・先に会えたら



■2024年11月7日

かつてはバナナにも固い種があったが、長年の品種改良によりなくなった。そして今まさに新種のバナナが開発された。房からもがなくてもいいバナナだ。

「こんなことまで面倒くさがるかね」

しかし依頼主はご満悦。

「ついでに皮なしバナナも作ってみました」

「いや、バナナの皮は自分で剥きたい」


お題・バイオバナナ

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