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■2024年10月7日

ブラックホールの重力に捕らえられてから、かなりの時が過ぎた。高重力下では時の流れが遅くなる。外界では、みるみる星が老いて、宇宙すら終わり、また開闢する。だが私は必ず脱出してみせる。


脱出すると、仲間が待っていた。

「案外に早く脱出できたな」

「観測によると今回で五万回目のループか」


お題・長



■2024年10月7日

旅篭町で聞いた噂。ある時、国が滅ぼされた。民も王も皆殺しにされ、生き残ったのは、ただ一人の騎士。亡国の生き残りを探して、幽鬼のごとき騎士が彷徨っているという。


また生き残りの情報はなかったな、と思ってから私こそ、その幽鬼だと気づいた。


さあ、まだ生き残りを探して旅をしなければ。


お題・長



■2024年10月7日

春先。床下からタケノコが生えてきた。このままでは床板が、家が壊されてしまう。タケノコを切り落とすが、何本も何本も生えてきた。


結論から言うと、家は壊されなかった。いま僕のウチは無数の竹に支えられた上空に建っている。


お題・長



■2024年10月8日

天才メタルバンドが現れた。その曲を聴くと誰もがヘッドバンキングせずにいられない。


すると頸椎を痛めた人が病院に殺到した。さすがに国もこの事態には、ヘドバン禁止令を出さざるをえない。結果、天才でありながら、彼らは貧乏のままだった。


「俺たち、禁止令がボトルネックになって売れねえな」


お題・首サウンド



■2024年10月8日

ある魔法使いが照明の術を開発した。ところが眩しすぎて、何も見えなくなる。これでは役に立たない。だが、せっかくだからと発表したところ、途端に脚光を浴びる。


戦いのさなか、敵の目潰しをするのにちょうどいいと使われたのだ。


どうやら術の開発者も、他の使い途が見えてなかったらしい。


お題・光



■2024年10月8日

大好きなあなたは笑顔の素敵な人。だけど彼女がいたから告白できないでいたのに、別れたと聞いた。


これはチャンスと会いに行ったら目を疑った。恋人と別れて意気消沈した彼には、輝きが失われている。


そうか。私が好きだったのは、彼女と一緒にいて楽しそうな彼だったのか。


お題・光



■2024年10月8日

科学者が偉大な研究をしていた。超光速移動。我が宇宙において光速は一定。だが超光速が可能になれば、時間を移動することも可能となる。


だが、どうしても出来ない。

「こうなったら未来の進んだ科学を知るしかない」

「そのためにはどうしたら」

「超光速で時間を移動するのだ」


お題・光



■2024年10月8日

脱出不能、悪霊の棲む人食い屋敷。次々とサークルのメンバーが殺されていく。絶望の底で、門の開いているのが見えた。僕は一目散に逃げる。


かくして僕だけが生き残った。今も仲間の「置いてかないで」という声が耳に残っている。もう光なんて見たくない。


近頃は物陰から仲間が誘っている気がする。


お題・光



■2024年10月9日

官公庁の予算会議が始まった。

「このソフト、全てのパソコンに入ってますけど、もう要らないんじゃ」

「賛成」

すると大御所が立ち上がった。

「困るよ。ソイツは私の知り合いが関わってるんだ」

と予算が通ってしまった。


「やれやれアンインストールする前に、政治の介入を抜いとかないとな」


お題・アンインストール政治学



■2024年10月9日

私の好きな人は貧乏貴族。とても我が公爵家とは格が合わない。そこで一計を案じた。

「私より強い人としか結婚しません」

と国中に宣言したのだ。かくして現在五十連勝中。


後はズルして彼に負ければいい。と思ったら彼の姿を見ない。


どうしたのかと探したら、山ごもりして鍛えていた。


お題・強い人としか結婚しません

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