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■2024年9月11日
番組の企画でアイドルにドッキリをやることになった。ドアを開けると、そこには大きな箱が!
ところが、ひとつも驚かない。仕方なく様子を尋ねてみる。
「ドッキリだったの? ごめん、この四角いの、ちようど死角になってて気付かなかった」
お題・四角ドッキリ
■2024年9月11日
罰ゲームだからと、冴えない奴に告った。けど付き合ってみて分かる。とても優しい人。しばらくして彼を好きになってる自分に気づいた。
それで私は罪の意識に苛まれている。嘘の告白だったなんて、今さら言えるわけがない。言えないのが、余計に苦しい。まるで何かの罰を背負っているかのようだ。
お題・罪と罰ゲーム
■2024年9月11日
永遠を生き、古代では強大な王国を作ったというエルフも、現代ではすっかり少なくなった。今や保護区にわずかな数がいるだけだ。
比較的若い個体に質問する。
「長寿を持つエルフがなぜ衰退したんでしょうね」
「逆だよ。年寄りばかりで、誰も間違いを直そうともしないから衰退したんだ」
お題・メトセラの末裔たち
■2024年9月11日
若者は武に憧れていたが富も才もない。当然、門前払い。仕方なく棒切れを振り回し続けて、十年が経った。
気づけば剣閃、星の如く。達人すら打ち倒し、近辺に敵なしの名手と言われるようになった。
武とは才でも流派でもない。剣を振るった量こそ全て。武門の者たちは、そう教えられたと語った。
お題・棒切れ剣術
■2024年9月11日
宇宙人が円盤で飛来した。円盤はアダムスキー型、出てきた宇宙人はタコ型だ。
すると宇宙人マニアが怒り出した。あまりにタイプが古すぎるだろう。もっと他になかったのか。
これには宇宙人も驚いて謝罪する。
「これは申し訳ない。地球でどんな円盤が流行してるかなんて、未確認だったんだ」
お題・未確認な飛行物体
■2024年9月12日
立体映像で女性の顔が浮かび上がる。
「ご要望通りかしら?」
「まさか、死んだ母の顔をまた見られるなんて」
彼女は立体映像における天才科学者だった。
立体映像の依頼をした男は、科学者の手を取る。
「ありがとう、君は素晴らしい人だね。まるで母のような……」
「私に母親を投影しないで!?」
お題・投影母さん
■2024年9月12日
沼の魔物。通りかかった人を沼底へ引きずり込む。手のような形状をしているが本体はなく、泥で作られている。果たして彼らに本体や核となるものは存在するのか。なぜ手の形を真似ているのか。また驚くべきことに、沼の魔物は地域ごとで形に差があるというのだ。
全く、沼の魔物の、沼は深い。
お題・魔物沼
■2024年9月12日
出会った人は、私の理想そのものだった。顔良し、性格良し、年収高し。
「アンタの夢だったもんね。白馬に乗った王子様」
「あ~、久しぶりに恋しちゃったよ~」
「頑張って捕まえな」
応援してくれる友人に宣言する。
「目指せ、玉の輿に乗ったお姫様!」
お題・白馬に乗った王子様
■2024年9月12日
無限に広がる大宇宙。どこからか地球に、知的生命体の発信したメッセージが届いた。どうやら、たまたま彼らの使う通信電波が衰えず地球まで届いたらしい。その内容とは
「お父さん、帰りに牛乳買ってきて」
宇宙は広い。どこかに牛乳もあり、それを買って帰るお父さんのいる星もあるのだ。きっと。
お題・宇宙からのメッセージ
■2024年9月12日
たまには通学路ではない道を散歩するのも良いものだ。しかし、どの道を選んでも通学路の標識が立っている。そうか、全ての道は学校へと通じているのだ。仕方ない。こうなれば道なき道を行くのみ。私は鉈を持ち、山の藪を拓きながら進んだ。やったぜ。
翌日、私が学校へ行くと山に標識が立っていた。
お題・通学路ではない道




