471~480
■2024年8月18日
呪われた廃寺の存在を知った。狂った僧侶が邪法により悪霊を喚び、村人を全て食い殺したという。行ってみると、村は荒れ果て、寺は瓦礫。中には乾いた蛇がいた。こいつが悪霊らしい。
「なぜそんな姿に?」
「調子こいて殺しすぎたのだ。人がいなくなったら呪いの力も廃れてしまった……」
お題・呪われた廃寺
■2024年8月18日
お盆も終わり、極楽への道は祖先の霊で大混雑している。
……俺は連休中ずっと仕事だった。けどお盆だからな。たまには墓参りくらいしとくか。
「n田さんのご先祖一行様、子孫が呼んでますよー」
「ええっ、ようやく帰省ラッシュを抜けたのに、また行くの!?」
お題・お盆最終日
■2024年8月18日
「世界の終わりに見るべき映画? 何でも構わないんじゃないかな。それこそ名作でもコメディでもサメ映画でも。ただ、ちゃんとエンドロールが終わってから、世界には滅んで欲しいね」
「えっ、エンドロールとか私は見ないで映画館出るけど」
「君との付き合いも、これっきり終わりだな」
お題・世界の終わりに見るべき映画
■2024年8月19日
異世界に転生して俺も慣れたもんだ。ところが
「行はいらんかえー」
見慣れぬ露天がある。奴隷を売ってるらしい。
「『行』とは何だい」
「おや御存知ない。行奴隷は命令でどこにでも行くのさ」
「なるほど、じゃあダンジョンにも」
と冗談を言ったら。
「だから行くことはあっても帰ることはないね」
お題・行商人
■2024年8月19日
暑くなり続けた夏だったが。盆明けの仕事始め、久しぶりの雨が降っていた。朝食を取っていても、窓から来る熱気が柔らかい。
暑さ続きで、「涼しくなる」ということを忘れかけてたよ。暑さ寒さも彼岸までとは本当だったんだな。と玄関を開けたら、猛烈な湿気に襲われた。
次の涼しさはまだか。
お題・新涼きたる
■2024年8月19日
かぐや姫は求婚してきた貴人たちに難題を言い渡した。
「あなたは炎のうんこを持ってきて下さい」
「火鼠の皮衣ではなく!?」
色々持ってくるも門前払い。さすがに貴人も、あっこれはコケにされていると気づいた。
「だったらヤケクソじゃい!」
怒った貴人は、かぐや姫の邸で袴を下ろすと(略)
お題・炎のうんこ
■2024年8月19日
隙を見て若者が大蛇のあぎとに、つっかえ棒をした。以来、誰でも通り放題。蛇の中に町まで出来てしまった。こうして一族は栄えたとさ。
ただ最近、そのつっかえ棒が古び歪んできた。みしみし音の聞こえる気がする。だが改めて棒を替えるわけにいかない。仕方なく蛇の中に今も大勢が住んでいるそうな。
お題・アゴが棒のようだ
■2024年8月20日
「アンバランスの達人?」
「まあ見てみろよ」
すると、やって来た人は地面に対し鋭角に立って歩いている。
俺は興奮して、思わず声をかけてしまった。
「すげー、あなたがアンバランスの達人ですか!?」
「わわわ、私が達人だなんて、うへへへへ」
さすがアンバランスの達人。挙動も怪しい。
お題・アンバランスの達人
■2024年8月20日
古代王国の遺跡は綿密な調査の上、野盗やモンスターが住み着かないよう取り壊される。こうした土木作業も冒険者の役割だ。
しかし元が建築物に適した土地。
「ギルマス! 山賊どもが西の遺跡に砦を造って」
といった報告が後を絶たない。
再び冒険者による討伐と、建築物取り壊し任務が始まる。
お題・遺跡破壊指令
■2024年8月20日
祖父さんの田舎には迷宮がある。何でも先祖がミノタウロスといって、迷宮にいたらしい。祖父さんにも立派な角がある。
「職がなくなったら、ここへ来ればええ」
とよく言われるが。
僕も頭に角が生えかけてきた。ブラック企業に就職して辞めようか悩んでたが、同じ迷うならコチラの方がいいかもな。
お題・祖父の迷宮




