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■2024年7月17日

「今月、我が社のモットーは『おはようド根性』だ。やはり朝の挨拶こそ人間関係の基本。大変な今だからこそ、ちゃんと挨拶し合うことで気合いを入れてこう!」

「なるほど、おはようございます!」

「だからと言って大遅刻、昼に出社して朝の挨拶をできるのは、別の意味で根性が入ってるな」


お題・おはようド根性



■2024年7月17日

「ずっと和食ばかりだね」

「三年前か。実はうちのフォークが歩き出して、旅に出ちまった」

「また随分と長い旅だ」

「きっと迷子になっているのだろうな。フォークといえば二股、三つ叉、四つ又と、分かれ道の多い人生に決まってるから」


お題・歩くフォーク



■2024年7月17日

二十世紀初頭、ラジオ文化の花咲く頃。天才博士が偉大な発明をした。人の記憶を電波に乗せて飛ばすというのだ。しかし悪天候にも関わらず実験を強行。嵐と雷に電波は乱され、かき消されてしまう。と同時に博士の記憶も失われてしまった。以降、その大発明がどのようなものなのか。誰も知らない。


お題・ラジオ・メモリー



■2024年7月18日

なに、ベッドが欲しい? ならば、こいつをあげよう。中からベッドの孵化する卵だ。そのためには卵を温めないといけないんだが、ふんわり上等なベッドの上で温めてやってくれよ。


今度はその卵を温めるためのベッドがない?


お題・ベッドの卵



■2024年7月18日

初夏、飛べるようになった鷹が、七月は飛ぶ技を習う頃だという。


春から新入社員となった僕も、そろそろ仕事に慣れてきた。ならば技みたいなのを学ぶ頃合いなのかもしれない。


「それにしても暑い!」

とりあえずは暑さ除けの技を知りたい。倒れてしまう。と思いながら外回りの先輩を追いかけた。


お題・鷹技を習う



■2024年7月18日

私は二重人格だ。そこで自由に人格を交代するコントローラーを作った。これが便利。その場その場に合わせた人格になれば、対応は簡単になる。


さっきも人格を代わったばかり……いや違う。コントローラーを触った記憶など、どちらの人格にもない。


このコントローラーを操っている他の人格がいる!?


お題・二重人格コントローラー



■2024年7月18日

「どうしたの奥さん、困った様子で」

「今夜のおかずはファイアドラゴンにしたいのだけど、倒すのが難しくて」

「あら、だったら剣に片栗粉をまぶしてご覧なさい。ざっくざくダメージが入るようになるから」

「本当だわ~。たったこれだけ。一手間かけると、クリティカル!」


お題・一手間クリティカル



■2024年7月19日

どこかの馬鹿が生成AIに呪詛の言葉を学習させた。以来、AIによって呪詛はさらに効率化。スマホからは悪霊が溢れ、パソコンから邪神が召喚される毎日。


AI自体は素晴らしい技術に違いない。悪用する者が悪いに違いない。しかし日々生成する呪詛に、人々はこんな技術がなければと、AIを呪った。


お題・呪いのAI



■2024年7月19日

異世界に転生した俺は狂喜乱舞した。これでモンスター娘とイチャイチャできる。しかし人間型モンスターなどという、都合の良い存在などなく。同じパーティーの女戦士と結婚した。普通の幸せ。これで良かったのかもしれない。


ただし俺の浮気がバレた時は、嫁が鬼(モンスター)と化したけど。


お題・モンスター娘との結婚



■2024年7月19日

自分の住む地方に梅雨明け宣言が出された。とは言うけれど、そんなの知ってたー! とばかりの快晴がもう何日も続いている。先週の大雨がなかったかのよう。


空は晴れ過ぎて、梅雨の跡形もない。そりゃあ梅雨も明ける。大気中の埃も洗い流した明るい空、このために梅雨があったのではと思えた。


お題・梅雨明け

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