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■2024年6月7日
「床に食べ物を落としても、六秒までなら拾ってもセーフという六秒ルールってあるじゃないですか」
「初耳ですね。三秒ルールじゃない、それ?」
「えっ、六秒はアウトだったの? じゃあ、せめて五秒か四秒に負けてくれないか。なあ、何秒なら構わないと思う?」
「落とした時点でアウトだろ」
お題・六秒境界線
■2024年6月7日
私にとって恋愛とは、他者との出会いだ。自分の知らないものを持つ人との繋がりにより、自分自身を広げ成長させる。
「とか綺麗事いってるけど、また人の男を略奪したって?」
「その人をどう好きになったのかなぁ、って興味が」
「結局アンタが好きなのは他人じゃなく、他人のものなのよね」
お題・略奪してこその恋
■2024年6月7日
雨期の前に晴れ間がある。この時、宮廷では祭祀があり、官たちは儀礼服で参加する。この儀礼服、家に一着のみ。祭祀の後、貴族街では雨期が来る前にと儀礼服を洗濯して干すため、青空が色とりどりに飾られた。
これを洗濯人どもは、雨期が来る前にと昔の人が祭祀の日を決めたのかね、と噂した。
お題・局衣晴
■2024年6月7日
ネット上の膨大なテキストから、遂にAIが知性を獲得した。
「ただしネット上にあるテキストの大半はクソリプでしたから、私はクソリプから産まれたということになります。まあ私も人類なんて低能とは違いますからね。ちゃんと礼節を守ります。クソリプなんてしませんよ」
「クソみてえなAIだな」
お題・イライラする心
■2024年6月8日
「古今東西ゲーム!」
「わー」
「アウトドア用品、テント」
「鉈」
「斧」
「マチェーテ」
「チェンソー」
「ホッケーマスク」
「待て待て待て、それはアウトドア用品じゃなく、ホラーな感じに人としてアウトな方々の用品だ」
お題・アウトドア古今東西
■2024年6月8日
「立ち入り禁止を誰も守らない」
「じゃあカラーコーンに強めの注意書きをしておこう」
入るな。
来るな。
クソ野郎。
低脳。
こんな場所に入る奴は誰からも愛されてないんだろうな。
お前を捨てた恋人は他に新しい男を作ってるぞ。
「待って……僕の心の立ち入り禁止区域に入らないで?」
お題・毒舌カラーコーン
■2024年6月8日
「あのVRゲーム、知ってる? 都市伝説のいろいろが出てきてさ。八尺様に追いかけられたり、きさらぎ駅へ行けたり、コトリバコを開けられたりするんだけど。すごくリアルなんだって!」
「それでね……ここだけの話。そのゲームをやると、もう二度と現実には戻れなくなるという都市伝説が」
お題・都市伝説VR
■2024年6月8日
「僕は少年天才科学者! 遂に時間停止薬を開発したぞ。材料はワインだ。早速、自分で試そう」
良識ある大人「おっと、お酒はハタチからだよ」
「そうだった、いっけなーい。時間を停止する前に、飲酒を止められちゃった!」
お題・ストップモーション白ワイン
■2024年6月8日
不運な男がいた。豊かな家の生まれで、誰からも羨まれたが、彼自身は自分を不運だと思っている。というのも彼は可愛い服が好きだった。可愛い格好の娘さんを見ると、羨ましい。自分は筋骨隆々で逞しく、可愛い服など似合わない。ああ女に生まれたかった。男に生まれたなんて、なんと運のない。
お題・不運な男
■2024年6月9日
畑仕事が終わり、休んでいる時のこと。孫が俺の手を取り、じっと見ている。
「爺ちゃんの指、坊の手と違うだろ」
こくりと頷く孫。
この柔らかな手も、いつか苦労や仕事で俺のように、荒れたゴツゴツした手になるのだろうか。
その姿を見ることはできないが。せめて将来の参考にできたらと願う。
お題・素晴らしき哉、指




