表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
122/242

1211~1220

■2025年2月14日

我が家も先祖が随分と増えた頃合いだ。このままでは家系図がいくらあっても足りない、僕は在庫一掃、先祖そうじをやることにした。


それで頑張って家系図を探したというのに。さすがは僕の先祖だ。何代も前、既に先祖そうじは行われていた。


苦労して探し出したのに。こんなこともう、せんぞ。


お題・先祖そうじ



■2025年2月14日

貧農の四男にとって、徴兵は娯楽みたいなもんだ。農作業に比べたら、訓練など軽いもの。要領良い方だから、上官に殴られたこともない。村じゃ、いつも腹を空かせてたが。白米をたんと食えて、外国へも行ける。ああ、楽しみだ。


「とか言って、戦死すれば楽しみもなくなるだろうに」

と彼の兄は泣く。


お題・出征は楽し



■2025年2月14日

今日はバレンタインデー。大好きな先輩に手作りチョコを渡したいのだけど。もう胸がドキドキ、恥ずかしくって渡せないよう。


「というわけで今年のバレンタインチョコは勘弁してくれますか」

「それを僕へ面と向かって言うのは、もう告白と変わらないよね?」


お題・バレンタインデー



■2025年2月14日

彼は錬金術師に作られたホムンクルス。しかし流石の錬金術師も心までは作れなかった。


そこでホムンクルスは錬金術により自分の心を作ろうとした。だが失敗する。


ならば、心を宿す秘宝がどこかにないか。あてのない旅に出ることにした。


さあ、どこへ行こう。それは紛れもない、好奇心であった。


お題・心



■2025年2月15日

もうじき私も社長を引退する。思えば何十年と分刻みのスケジュールに追われてきた人生だった。これからはスケジュールなんて捨ててしまい、時間なんて気にしない。悠々自適な生活を送るとしよう。


秘書に話すと、こう返された。

「ではスケジュールを捨てるのは、いつの予定になりますか?」


お題・スケジュール解除



■2025年2月15日

ある独裁国家。今までは国家を侮辱する者を、問答無用で逮捕していた。だがある日、言論の自由を認めることにする。


人々は喜んだ。学問に芸術が大いに花開く。


その様子を見て独裁者は困った。

「参ったな。今さら、言論の自由なんて嘘でした。ここれも言論の自由だろ? なんて明かせないぞ」


お題・言論の自由



■2025年2月15日

何十年かぶり、小学校の同窓会。俺たちもすっかり年寄りだ。思い出話にも花が咲く。


授業をサボった。裏山で冒険した。肝試しで確かにお化けがいたんだって。運動場にUFOが降りてきて。クラスで銀河を旅したっけ。宇宙の闇と星々の煌めき。


どの記憶も既におぼろげ。怪しい内容だけど、まあいっか。


お題・小学校の思い出



■2025年2月15日

男は拳法に憧れた。だが貧乏で学ぶ金がない。そこで覗き見た仕草を真似て稽古した。


その見よう見まねだけで、男は何度もの戦いをくぐり抜ける。その度に工夫し新手を編み出した。


男が妙手と呼ばれるようになった頃。あの道場の主がやって来て、頭を下げた。

「あなたの拳を学ばせてくれないか」


お題・見よう見まねる



■2025年2月16日

「私は二重人格マニアなんです」という人と会った。二重人格について、色々と語ってくる。けど、聞いたことない内容が多いぞ?


奇遇だが僕は精神科医の権威なんだ。詳しく質問していいかい?


というと「実は知ったかぶりの素人なんです」と返された。


素晴らしい。マニアと素人の二重人格者だとは。


お題・二重人格マニア



■2025年2月16日

リングメイル。上着に金属の輪を縫い付けた鎧だ。


このリングメイルが輪で作られているだけに、人との和、縁ができるという話になり。冒険者たちの間で流行になった。


しかし輪の穴を通るから、リングメイルは刺す攻撃に弱い。槍で倒れる者が多いぞ、と横槍が入って流行は終わった。


お題・リングの鎧

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ