表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/240

1041~1050

■2025年1月1日

実家に帰省。洗濯しようとしたら義母に止められた。正月からの洗濯は「服を流す」で「福が流れる」から駄目らしい。


そんなバカなマナーあるものか。清潔でいた方が病気もなくなり、良いに決まってる。


だから洗濯した方が「流す服」で、良いことが「長し福」になるからと言い返しておいた。


お題・正月から洗濯を



■2025年1月1日

年末、政府は少子化なのだから子供たちへお年玉を沢山あげようと宣伝する。これには子供たちも喜んだが、全ては罠だった。


年明け、政府はお年玉に課税すると発表する。すると一転、子供たちの悲鳴が轟いた。ちくしょう、全てはこのための企みだったか。


お年玉で、落とし穴にはめられた気分だよ!


お題・お年玉税



■2025年1月2日

環境破壊による異常気象。人類は地上に住めなくなった。そこで知識人たちは地底思想を語る。すなわち地底に住めば良い、地底はいいところだ。


民衆はその言葉を鵜呑みにして、地底に都市を築く。だがどうも騙された気がしてならない。


思想はともかく、どうやら人は本能で高い空を望んでいたらしい。


お題・地底思想



■2025年1月2日

私は恋愛ゲームの世界に入ってしまった。だけど攻略キャラがテロリスト、窃盗犯、快楽殺人鬼、マフィアのボス、犯罪者ばかりじゃない!


このままじゃ私まで犯罪者扱いされちゃう。私はチートコードでシステムを弄ろうとしたら、余計に熱い目線を向けられるようになった。世界を改変する違法者として。


お題・ならず者ラブ



■2025年1月2日

俺のスキルは自動回避。こいつを身につけてから、あらゆるトラブルを回避してきた。常に発動していて、オフにしたことがない。


だが俺は今、モンスターから回避し続けた結果、行き止まりに追い詰められていた。このままだと回避できなくなる。


スキルは発動を回避しろと、俺に警告していた。


お題・自動回避



■2025年1月3日

うちにチラシが入ってた。覗きのヘルプをします。読んだ途端、ドキッとする。これは大好きなn子ちゃんを覗くチャンスじゃないか。僕は早速、ヘルプを雇うことにした。だが


「じゃ、n子さんの着替えの覗き代行、やりますねー」

「お前が覗いて、僕は覗けないのかよ」

ヘルプといっても、そっちか。


お題・覗きヘルプ



■2025年1月3日

格付け番組も何回目か。儂もすっかり老いた。連続正解何千問かも忘れた。だが、流石にチャーハンすら胃に重い。今度こそ辞退することにした。


しかし我が人生、他にやるべきことがあったのでは。後悔していると、司会者は儂の手を取り告げる。

「正解っ!」

どうやら人生、一流のまま引退できそうだ。


お題・未来の格付け



■2025年1月3日

親戚の集まりで子供同士、妖怪の話をしていた。どいつが最強なのか。

「ぬらりひょんが妖怪の親玉と言うしな」

飲み会を抜けてきたおじちゃんがそう言う。ぬらりひょんは知らなかったな。正体不明とか強いより、凄いや。


その後、帰る頃。あのおじちゃんは誰かと聞いたら、知ってる人はいなかった。


お題・正体不明



■2025年1月4日

ふと気づく。近頃は爪の汚い学生が増えてきた。どうやら世の不景気で、学生とバイトで二足の草鞋。まさに爪に火を灯すように生活する貧乏学生が増えたかららしい。

「だからと学費は下げんがな、ガハハ!」

と笑う先生の歯は、毎日の飽食で虫歯になり、汚く朽ちているのだけど。


お題・爪学生



■2025年1月4日

河原で超能力を全解放する。老いた今じゃ石ころを浮かせるのが精一杯だ。


かつての俺は最強超能力者だった。星でも動かせた。最強過ぎて政府から超能力を使うなと頼まれるくらいに。


それを真に受けて一度も使わずにいたら、この有様だ。まあ死ぬまでに一度、こうして全解放できただけいいか。


お題・最強超能力者の全解放

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ