【懺悔】01/09サンシュユ慎ましい幸福

#twnovel （366日花言葉）

娘を捨てた時彼女はまだ二つだった。何事かも知らず小さな手で私の指を掴み笑っていたのを思い出す。慎ましい幸福を手に満足していられたらよかった。私が捨てたかったのは愚かな私で娘ではなかったのに、私は穢れをみんな娘になすりつけて出た。あの時娘は笑っていた？　震えていたのではなかった？

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無力な子どもは気持ちをなすりつけるのにおあつらえ向きなんだろうなあ。

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