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おとぎの国の小さな国

1年前にたまたま思いついたifのリメイクです。

楽しんで頂ければ幸いです!

ここは、おとぎの国と呼ばれる世界。

おとぎの国のなかにある小さな国、クラニウム王国の王妃様は、とても心優しく、美しい方でした。


ある冬の、雪が降るとても寒い日のこと。

王妃様は、編み物をしながら呟きました。

「今降っている、この雪のように肌が白く、髪は黒曜石のように黒く、頰は血のように赤い、美しい女の子が生まれたらいいのに」


やがて、王妃様の願いは叶いました。

王妃様が願った通りの美しいお姫様が生まれて来たのです。王妃様はそのお姫様に、白雪姫と名付けました。クラニウム王国は、幸せに包まれました。


しかし、幸せは長くは続かないものです。

王妃様は、ある日、いなくなってしまったのでした。

王様は勿論、クラニウム王国の人々、そしておとぎの国の人々までもが皆、大変悲しみました。


王様1人では白雪姫を育てることができなかったのと、やはり大切な妻であった王妃様をなくしてしまった悲しみから、王様は再婚しました。そして、新しい王妃様がお城へとやって来たのです。

新しい王妃様、つまり白雪姫の継母は、容姿はそれはそれは美しい方ではありましたが、内面はとても醜い方でした。いつも自分が1番でなければ気が済まなかったのです。

特に、新しい王妃様は1番美しい容姿であることにこだわりました。新しい王妃様は実は悪い魔女で、魔法の鏡を持っていました。そして、毎日その鏡に問いかけるのです。

「鏡よ鏡、この世で1番美しいのは誰?」

「それは魔女様、貴方です」

魔女はその言葉を聞いて、いつも安心していました。魔法の鏡はいつでも、必ず正しい答えを教えてくれるからです。


年月が経ち、白雪姫も成長し、ますます美しくなっていきました。しかし、魔女は日に日に美しくなっていく白雪姫を妬むようになっていきました……

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