第七十九話 無事終わりました
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「···那様···旦那様。起きてくださいませ」
「んあぁ?」
体の揺れで目が覚める。ゆっくり目を開けると、目の前に絶と政虎の顔がある。
「おはようございます旦那様。よくお眠りでございましたね」
「起きたか···全く。相変わらずの寝坊助め」
「ふぁーーーぁあ···おはよう二人とも」
俺は体を捩って立ち上がる。
「さぁ、ゆっくりしていられないぞ。今日は家臣共に婚姻御披露目の儀だ。それが終わり次第、来ていただいた大名豪族や使者に挨拶がある。私と絶は支度があるので一度出るが、そなたも身なりを整えておけ」
「旦那様、行って参ります」
そう言って二人は着替えに出ていった。俺は女中さんに来てもらい、服を着替え、ここ待機する。
それから一時間ほど経ち、ようやく二人の支度が整ったので大広間に向かう。
大広間に入ると、この間より多くの家臣が集まり、全員頭を下げている。
その中から代表して定満さんが祝いの口上を述べる。
「政虎様、絶様、そして景亮。此度の祝言まこと目出度きことでございます。これを持ち、より上杉の家と越後の繁栄が揺るぎなきものとなりましょう」
「あぁ。これよりは景亮と絶も上杉長尾の親族衆に入ることとなる。皆、よろしく頼むぞ」
「「「「「「「はっ!!」」」」」」」
無事御披露目の儀も終了し春日山の随所で行われる中、俺は政虎、絶と共に諸大名、豪族のいる部屋に挨拶に回る。
神保、畠山、岩井、長野、村上、高梨、里見などからの使者が祝いの品を携えてやって来ている。
村上、高梨などの他国衆は当然当主が部屋にいて、挨拶をする。
俺達が最後向かったのは越中を治める神保家の待つ部屋だ。
部屋に入ると、待っていたのは神保家当主、神保長職さんだった。長職さんはこっちに体を向け、祝いの言葉をくれる。
「越中神保家当主の神保長職にござる。此度の祝言、まことにめでたきことでございますな!」
「長職殿、来ていただき感謝いたします。関東菅領にして上杉当主、上杉政虎でございます」
そういえばこうして会うのは初めてか···。
「景亮殿もおめでとうございます。まさか政虎殿、近衛の妹君と婚姻なさるとは···」
「ははは···来てくださってありがとうございます! あれから越中はどうですか?」
「上杉家と畠山家の援助のおかげて素早く纏まり、落ち着きましたからな···」
「そうですか! それよかったです!」
「あの戦のおかげです。政虎殿も同盟の件、感謝いたします」
それから三十分ほど世間話やら婚姻の話やらの話をし、他の大名や豪族も案内された宴の席に案内し、夜通しで宴が行われた。
落ち着いたのは婚姻の儀当日から三日後のことだった。




