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第四十七話 大事なこと

色々辻褄を合わせるため色々なところを消したり付け足したり変えたりしております。見切り発車な自分が悪いのですが、なんとか頑張って書いていきますので閲覧、ブックマークよろしくお願いします! ついでに感想、指摘も柔らかい言葉でしてくれるとありがたいです。

 

 説教が始まってから約十分経過。流石に疲れたのか、それとも言いたいことを全部言ったのか、絶さんは喋るのを終えた。


「分かりましたか!? 景亮様!」


「は、はい···これよりはそのようなことを言わないことを固く誓います!」


 政虎はやれやれと肩を竦める。


「話を戻そう。元々景長に近衛を任せるつもりはない。よってそなたがここを離れる必要はない」


「は、はあ···そっか」


 いや~···もう二度とあんなこと言うのやめよ。


「さて、次は前久殿と畿内についてだ。前久殿の状況が知りたい。」


「あいよ、段蔵!」


 俺の呼び掛けに段蔵は屋根裏から出てくる。


「話は聞いていたな。前久さんの情報を知る限り話してくれ」


「かしこまりました···まず事の起こりは三好三人衆が先々代の公方、義輝様を弑したことから始まります。将軍殺害の罪に問われることを恐れた三人は、義輝様の正室である前久様の姉君を手厚く保護、それを口火に自らの推す足利義栄様の将軍就任を求めたようですぞ」


「成る程···脅しみたいなもんだ。だから前久さんはそれを無視できなかった」


「左様で。現在は義栄様を将軍に。傀儡幕府に戻ってしまったようですな」


「そんな···!」


 絶さんは京の現状に驚いている。


「尾張の織田は義輝様の弟君である義昭様を擁立、将軍に据えるため、六角らを攻めつつ京に入ろうとしているようです」


「···なるほど。景亮、織田の軍がどういうものか知っているか?」


 俺は頭の中の織田に関する情報をピックアップし、話していく。


「織田信長を大将とする織田軍の一番の武器は鉄砲だ。信長は先見の明に長けていて、新しいものとか南蛮渡来の物が好きな人らしい。多分だけど何百といった数があるはず」


「何百だと!?」


 この時期、鉄砲は二桁でも多い時代だ。また、戦で鉄砲をそこまで使わなかったため、大体の大名は鉄砲を重要視していなかった。政虎もそうだし、海から、堺から遠ければ尚更だ。連発できないことや雨天では役立たずになること、金が掛かるを考えてもそれほど持つことは出来ないだろう。


「まぁ今のところ考える必要はないよ。武田、北条を気にしよう」


「···そうだな。では越中を拠点に美濃、畿内にも伏嗅を送ろう。それにゆくゆくは越中の守りを固めなくてはな」


「伏嗅も人が足りなくなってきそうだね···その内訓練所を作って増やしていくことも考えないとね」


 その考えに段蔵も賛成してくれる。


「それはいい考えでありますぞ。刀、鉄砲の有無に関わらず最後に戦を決めるのは敵方や戦場の土地の情報でありますからな」


「分かった。中島を呼んで詳しい話をしよう。絶殿、茶を一つ追加して持ってきてくれるか?」


「かしこまりました」


 その後も新たに呼ばれた中島さんを入れて話は続いた。


 結局伏嗅衆の育成機関を身寄りの無い子供や青年を集め、寺子屋のような場所を設け育て、良しとした者から現在働いている伏嗅衆につけるという一連の流れを作ることを決定。土地は春日山の離れを使うことにした。


 一方越中に関しては魚津城の兵を増強。神保とも連携を取ることとなった。


 これで越中方面は安心だ。これを機に武田と雌雄を決さんとする政虎は軍備の増強のため、当分は越後を出ないことを決定、全軍に通達する。


 しかしその思惑は外れ、武田、北条との戦を行うことになる。


 小田原城攻め。そして第四次川中島の戦いの始まりはすぐそこまで来ていた。


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