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たかが1人、されど1人。

投稿遅れてすいません。

「ぼっちの青春日記」3話目です。

読んで頂けるとありがたいです。

2階の渡り廊下を通っていると、廊下を渡ったところに暦先生が立っていた。

怒ってスッキリしたのか、明るい笑顔を浮かべている。でも何ででしょう、全然癒されない。

理由は恐らく2つある。まず笑顔が凄い嘘っぽい。漫画とかでよくある「〇〇くーん、ウフフフ^_^」という笑顔の後にボコボコにされる例のアレの笑顔にそっくりなんだけど、いや、全く同じだ。

そして2つ目は暦先生が手を背後に回していること。このことから手にスパナもしくはハサミなどの身近な武器を持っているであろう事が容易に予想できる。いやスパナは身近な武器じゃないだろ。

逃げたいがここで逃げたら暦先生は追ってくるので逃げられない。これが後に引けない状況ってやつか。全く恐ろしいぜ。

渡り廊下を渡り切ると、暦先生がこちらに寄って来た。

自然と体が臨戦態勢に入る。

果たして暦先生が持っていた物は何だったのか。

手錠でした〜。

全然身近なものじゃなかったよ。何処から持ってきたんだよ。え?待って、ということはつまり俺は今から捕まっちゃうの?えー監獄プレイですかー?なかなかマニアックな趣味をお持ちですねー。ヤバい!チッこうなったらあの手を使うか。

そう思いながら俺は体を丸くした。

「わーお腹いたーい、それにめまいもするぞ〜。ちょっと保健室行ってきまーす。(棒)」

どうだこの完璧な演技は!

そう思いながら暦先生の方を見ると、目が潤んでいた。

「石清水、悲しくなるからもう止めてくれ。分かったから手錠はしないから。だから早く立て。」

「やっぱり手錠する気だったんですね。」

「当たり前だ、君はすぐに逃げるからな。」

さも当たり前のように言う暦先生に久々にイラっと来てしまった。

「暦先生、あまり俺の事を知った風に語らないで下さい。それとも俺としか話せないんですか?。まさかの1人身ですか?。そ…」

語り終える前に暦先生の拳が飛んできた。

「今何といった。」

物凄いドスの効いた声で睨まれた。

「な、何でもないです。それより、部活は何処でするんですか?」

「そのことなら今から案内する。ついて来 い。」

そう言いながら歩いていく暦先生の後を追いながら聞きたい事があったので聞いてみた。

「そういえば、暦先生は誰に怒ったんですか?」

「ああ、あいつか、名前は時ノ織笹音、学校に来るのがいつも遅いのでな、遅刻指導というやつだ。それと時ノ織笹音は新たな部員だ。」

「え?」

思わず声が出る。

今何て言ったこの人、新たな部員って言った?

ふざけるなよ、それじゃあ俺が1人で読書出来ないじゃないか。

「暦先生、俺は部長ですよね?」

「そうだが。どうかしたか?」

「部長は部員を選べますよね。」

「ああ、出来る、だが、君にはない。そもそも、権限が無い。」

「そ、そうですか。」

それ部長いる意味あるのかよ。

「そんなに時ノ織が嫌なのか。大丈夫だよ、君が思っているような奴じゃない。」

「そうっすか。」

そんな会話をしながら、俺と暦先生は時ノ織が居るという部室まで来た。

「失礼するぞ。」

「先生、遅かったですね。」

そう言う時ノ織は美少女だった。

髪は肩まで伸ばした茶色で、よく遅刻するというから不良っぽいのかと思ったが、そんな事は無く、むしろ優等生という印象を受ける。

そんな時ノ織を見ていると、話は俺の事になっていた。

「ところで、そこの人が先生の言っていた人ですか?」

「ああ、石清水朱音という、仲良くしてやってくれ。」

「分かりました。では、改めて時ノ織笹音と言います。宜しくね、石清水君。」

そう言いながら時ノ織は優しく微笑んだ。

「では私は仕事があるのでこの辺で。仲良くしろよ。」

そう言いながら暦先生は去って行った。

「石清水君、早く座りなさい。早速活動していくわよ。」

そう言われたのでそこら辺にあった椅子を持って来て座る。

「では、依頼人が来るまで何しましょうか。」

「読書。」

即答した。

だがそれを時ノ織に否定された。

「 ダメよ、それでは部活をしている意味が無いわ。」

「じゃあ何するんだよ。」

「そうね。」

そして何事か思案した後キメ顔で言った。

「クイズはどうかしら。」

「却下。」

「どうして。」

納得いかないと言うように聞いてきた。

「俺が得意過ぎて直ぐに飽きるから。」

「は?」

目だけで説明を求められたので語りたくない過去を語る。

「その昔、ある所に石清水と言う少年がいました。その少年はいつも一人だったので一人で出来る遊びは得意でした。ある時隣の席の奴がクイズをして来ました、少年は出された問題に全て正解しました。すると隣の席の奴が言いました。「お前とやってると全然面白くない。」と、それから少年はクイズはしないと誓いました。」

語り終えると時ノ織は優しく微笑んで言った。

「読書、しましょうか。」

「そうだな。」

泣きそうな声で俺はそういった

皆さんこんにちは時寝です。

どうだったでしょうか。又読んで頂けるとありがたいです。

ではこの辺で筆を置かせていただきます。

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