今日も教室は騒がしい。
「ぼっちの青春日記」2話目です。
読んで頂けるとありがたいです。
今日も教室は騒がしい、いつもよりも尚一層騒がしく感じる。まあ休み時間だから仕方ない。
あいつらリア充は休み時間も授業中も騒がしいからな、邪魔ったりゃありゃしない。それに比べて俺は静かだなー、凄いなー、……はぁ寂しいな。
だがしかし神様は優しいもので、俺と話をしてくれる人を見つけてくれました。見つけてくれたんだけど、……教師じゃん!
え?学校に来て初めての会話相手が教師?それってひどくね?
「石清水、ちょっと来い。」
怒ってます感を隠すこと無く全身から発しながら、彼女、寺坂暦は俺を呼んだ。今日も腰まで伸びた黒髪を1つにまとめ、服装はスーツでキリッとした印象を受ける。それにしても美人だな、だが俺はそれより大事な事に気付く。
やばい、恐らくこのまま行くと、俺が殴られる!、どうしよう、いや待て、何故考えているんだ、逃げればいいじゃないか、よし、そうしよう。
この時、俺はあることに気付いた、逃げたら暦先生追ってくるよな、そうなると校内でマラソンしなきゃいけないじゃないか、走るのは嫌だ、ならどうするか、
そんなことを考えていると暦先生は待ち切れんとばかりにこちらに迫って来た。
どうしよう、マジでどうしよう。
そうこうしている内に俺の手は暦先生に捕まってしまった。
「どうした?そんなに汗をかいて、らしくないぞ?。」
普通の男子だったら惚れてるな、と確信する様な顔で俺を見てくる。
だが、全然良くない、だってさっきから手が凄い力で握られてるんだもん。もう少しで俺の手が閲覧注意になりそうなんだけど、そうなる前に早くこの状況を打開せねば。
「早く要件を言ってください。それと手の力を緩めてください。」
「おおすまん、お前の事だから逃げると思ってな。まあいい、それで要件だが、良いぞ、私が顧問になるがな、それでもいいならいいが、どうだ。」
要件とは、俺が休日に頼んだ新しい部活のことだ。その名も放活部。その内容は放課後を使い学校生活を充実させる為の活動をすることだ。まあ本読むだけだけどね。ちなみに学校生活を充実させるのは俺1人ではない。頼み事をされればそれを手伝う。何故助けるのではなく、手伝うのかと言うと手伝う方が楽だからだ。なにわともあれ無事部ができたわけだ。答えは決まっている。
「はい。」
「活動は今日からだ。放課後特別棟に来い。」
そう言う暦先生の去り姿を見ながらふと思った、何で怒ってたんだろう。
そんなことを思っているとすぐに答えは出た。俺の隣の教室で暦先生の怒号が響いた。
皆さんこんにちは時寝です。どうだったでしょうか。次回作も読んで頂けるとありがたいです。ではこのへんで筆を置かせていただきます。
自分の聖地で寝っ転がりながら。